あくまで珍しい刀の話です。
思想的な話を新年早々したいわけではないことをお含みおき下さい。
仕事の関係で、「防衛省」の基地内に伺うことがあります。
そこでの雑談の中で、刀にこのようなジャンルがあることを知りました。
写真は、某駐屯地内の記念館にあり、総理大臣にもなった「寺内正毅」の「元帥刀」です。
隣に、息子である「寺内寿一」元帥の一振りもあり、一つの場所で二振り(しかも親子)の展示は、ココしかないと伺いました。
そもそも「元帥」とは、天皇の最高軍事顧問として位置づけられ、終身現役です。
「西郷隆盛」を最初にして、元帥となった陸軍・海軍の大将は31名しかいません。
その証として拝領されるだけなので、希少な数であるうえ、形に特徴があります。
通常の日本刀と異なり、先端が両刃となっているのです。
しっかりと反りはあるのですが、西洋のサーベルの特徴も取り入れたハイブリットなデザインです。
二枚目の写真にある軍服の袖文様も元帥独自のモノで、現在はこの文様を作る技法は消滅しているらしいです。
これを書いているとき、コロナ禍でまだまだ大変な事態が続いています。
独自性と継続性を大切に出来る存在でありたく、新年もよろしくお願い致します。
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