以前に中国の「大連」に行ったとき、日本との往来に活用された「大連港」のターミナルは、既に撤去されていました。
老朽化でやむなしだったのですが、半円形の神殿みたいなデザインは、大陸の玄関口として象徴的な施設でした。
それだけに跡地に伺って、寂しくなったのを思い出します。
そのため「門司港」周辺を散歩していて、「大連〜門司」航路の対となるこの施設が、日本側に残っていたのを知ったときは、衝撃を受けました。
写真は、二階のエントランスですが、大型連絡船が横付け出来るように、長い廊下が続きます。
その階下には、列車も併せて入線していたレール跡も残っていて、設備の構造はほぼ同じでした。
しかし玄関のデザインは角張っていて、当時の日本らしいデザインで「大連」とは異なり、特別感はありません。
「下関」に住むようになって、週末の昼間に時間の余裕があると、対岸の「門司港」へちょくちょく行きます。
住んでいるマンションの前にフェリー乗り場があって、往復する料金も安いので、昼飲みが目的です。
その後に酔い覚ましがてら、フラフラとレール跡に沿って、ここへ向かいます。
今は公共の施設として、リフォームされた多くの部屋は、教室として貸出しに活用されています。
ベンチが数多くあって、よく読書をしてます。
風通しが良く、昼寝になることもしばしばです。
今の自分にとって、最高の場所と言っても過言ではないと思います。
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