「山口県光市」にある「普賢寺」です。
大企業の工場が集中している町なので、意外に思われるかもしれませんが、東側の海岸線は非常に風光明媚な地域です。
半島のように突き出た海側の奥まった場所にあり、写真の「仁王門」が迎えてくれます。
塀がないため、周囲との境があいまいです。
仕切りのない、ゆったりとした雰囲気で、お寺にしては、珍しい空間に思えました。
実は、画僧「雪舟」」が手がけた庭園を探してしたら、ここにあることを知りました。
失礼ながらついでに、このお寺の存在を知った次第です。
のんびりと境内を散策すると、妙に空の存在を意識してしまいました。
不思議な感覚でした。
庭は裏手にあるらしく、小さな矢印が目に付きました。
お勝手口のような入り口には、心づけ用の缶がくくりつけてあり、あるだけの小銭150円を入れました。
最後の写真がそうです。
彼の庭をいくつか鑑賞しているのでパターンは似てますが、言われなければわからないレベルでした。
おそらく逗留したお礼に作庭し、その一部が残っているだけかもしれません。
しかし湿気もいい塩梅なのか、手入れされるわけでもなく苔がいい感じで育ってました。
自然と長く伸びてきた木の根っこも、ところどころに顔を出していて、起伏のない庭に良いコントラストを与えています。
亡くなった祖父の庭の手入れに、悪戦苦闘している私にとって、持続可能な庭作りのヒントとなりました。
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