過去の写真を眺めていて見つけました。
「東日本大震災」前の「三陸鉄道」です。
少しショッキングな色調の車両となっています。
「全線制覇」に向けて旅をしていた自分にとって、最大の難所が「東北地方」の太平洋岸を走るこの路線でした。
西日本の方には、分かりにくいのですが、「東北地方」は、「中国地方」と比較すると、遙かに大きな面積を有しています。
そのため、長い走行距離を有することになり、時間が余計にかかります。
しかも連結が良くないのです。
サラリーマンの限られた休暇では、何度も「東京」から行ったり来たりの行程を強いられました。
その分費用も嵩みます。
結局、この路線の完乗に約3年かかりました。
この日は、新幹線で青森県「八戸駅」まで行き(料金が高い!)、「八戸線」を制覇した後、更に南下していきました。
当初は天候が悪く、雨が降っていましたが、徐々に回復して晴れやかな日差しとなりました。
写真は確か「釜石駅」だったと思います。
フォームをブラブラするだけでしたが、鋼材か木材の集積地なのか、広大な待避線の跡地がありました。
雨が止んだ直後らしく、山々から霞が垂れ込めていて、幻想的な雰囲気が醸し出されていました。
この約7年後に大悲劇が起こります。
ここも今はどう復活しているのか?
行ってみたいとも思いますが、なかなか勇気が沸きません。
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