旅の2日目はあいにくの大雨でした。
そのうち回復することを期待しつつ、城砦都市「シラクーサ」に向かいました。
シチリア島も南側になってくると、ローマ帝国の遺跡に加えて、それ以前のギリシャ文化の息吹を感じます。
ここは大ギリシャの一大拠点だった街で、北側の高台の遺跡にはローマの円形競技場と、ローマの扇形劇場の遺跡が並ぶように残っていました。
特に劇場は、一万五千人の観客が収容可能で、今も現役です。
世界的な演劇が、今も開催されているらしいです。
世界文化の中心を成した存在なのだと、実感します。
南部の町は「オルティジア島」にあり、この島はまるまま総囲いの城塞です。
陸地と橋で繋がっているので、車で渡りそのまま市街地を当てもなくグルグル走りました。
外周を走ったときは、外壁の上を走っており、荒れたイオニア海を見ていると、ローマ帝国時代のガレオン船がやって来るようでした。
先日観た映画「インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル」のラストシーンが、ここだったのに驚きました。
写真の通り、そのまんまの景観が残っています。
岩礁に当たって砕かれた波が、海をエメラルド色に染めているのが印象的でした。
また石畳の縦列駐車された路地を通り過ぎるとき、今回のレンタカーが大好きなランチアであることに、改めて感謝です。
マニュアルでクイックにシフトチェンジして走り出すと、イタリアという本来の故郷で、車の味わいが石畳越しに伝わってきて、テンション上がりまくりでした。
イタ車冥利につきます。
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