以前に、山口県には小洒落た雰囲気のカフェがないようなことを言いましたが、少しだけ前言撤回させて下さい。
以前取り上げた「俵山温泉」の道中で、遠回りして帰ろうとしたときに、偶然にもロバさんらしき看板を見つけました。
写真の通り、飛び跳ねた姿態の立体的な木彫りでした。
センスの良さを感じます。
何を売っているのかと、いそいそと車を停めて近づきました。
こういった間合いは、山口県では初めてのことです。
嬉しいことに、「カフェ」兼「古本屋」兼「小道具屋」さんでした。
お腹は減ってなかったのですが、ここであったが100年目の面持ちで店内に入ります。
コーヒーとプリンしかありませんでしたが、頂くことにしました。
苦みの強いコーヒーと、卵風味の強いプリンの組み合わせは、かなり満足出来ました。
ついでに、「つげ義春」の古本もあったので購入し、失礼してあらためて外観を眺めましたが、平屋住宅と小屋が混同されたような様式は何とも言えませんでした。
内部も、小屋から納屋へ、そして母屋の空間へと、扉とかなくても、その間仕切りごとに雰囲気が変わり、旧施設の残り香をうまく再利用していると感心しました。
デルタカフェの2号店を、辺鄙なところに建てるとすると、こんな廃屋を探したらいいなあ、と感じた次第です。
でも、人の営みがあってこそで、妄想よりも本店の運営が最優先です。
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