三連休に有休を一日追加してもらい、冬の北海道の鉄道に乗り続けたことがあります。
その当時は多くの夜行列車が走っていました。
フリー切符で道南の函館から道東の釧路へ、更に北上して網走に、そこから道央の旭川経由で道北の稚内を折り返して札幌に戻りました。
3日間車中泊で鉄道旅行を満喫しました。
その中で一番「はるばる来た」と感じたのが「留萌本線(るもいほんせん)」です。
旭川と札幌の途中にある「深川駅」で乗り越えて、終点の「増毛駅」に到着する間際の海岸線の景色がこの写真です。
「何処に行ってしまうのか」と、自分を偽れない寂しさがあります。
増毛駅にはフォームすらありません。
駅舎からは、雪の中を乗ってきた列車のおかげで、かろうじて線路が見えます。
ここには、高倉健さん主演映画「駅」に登場した「風待食堂(かぜまちしょくどう)」があります。
早朝のため開いていませんでしたが、名の通り必要な存在と痛感します。
周囲の景色に強く「最果ての地」を感じました。
とうとう廃線になり、残念です。
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