「車」漫画で有名な「頭文字(イニシャル)D」に出てくる「秋名湖」は、群馬県にある写真の「榛名湖(はるなこ)」がモデルです。
主人公は愛車「86トレノ」で、毎朝湖畔のホテルに実家で作っている「豆腐」を運びます。
その道中がコースとなり、ドライビングの腕を磨いていくのです。
長い連載でしたが全巻読みました。
基本は決まっています。
深夜に「関東地域の峠族」が集まって、レース情報を聞きつけた観客が道沿いで見守る中、峠道で「上り」と「下り」それぞれの勝敗を決するという、極めてシンプルかつ閉鎖的なストーリーです。
登場する車も高性能の「新車」でなく、やや型落ちの「旧車」を改造して、大切に扱っています。
日頃の生活はほとんど出てこず、主人公ですら地元で何の仕事をしているのかわかりません。
車のある範囲の背景だけで物語が進行していきます。
でもはまりました。
地元開催の「レース」という非日常的なワクワク感は、「祭り」の集まりと相通じるものを感じます。
「旧車」と「太鼓台」はどちらも好きなので当然かもしれません。
実際の湖への道中も快適なドライビングコースですが、ドリフトしたような黒いタイヤ痕が結構ありました。
あきらかにコースアウトしているラインや不自然に新しいガードレールも目立ち、ただならぬ不穏な気配も感じます。
少し悪寒もするので、夜にここは通れないです。
私はあっちに連れていかれかねません。
出来れば漫画かゲームの範囲内で収めてほしいものです。
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