雪景色の鉄道風景は大好きです。
厳しい環境であればあるほど、鉄路の必要性を痛感するからかもしれません。
このときもJR「弘前駅」に到着して、雪が降りしきる中「弘南鉄道大鰐線」の出発駅である「中央弘前駅」に向かって歩き出しました。
30分近く歩いたと思います。
比較的に粉雪だったので足まわりもあまり塗れずに助かりました。
最初はビル街の中を突き進んで行きましたが、だんだんと寂しくなってきます。
とうとう真っ直ぐした道ではなく路地みたいになってきて、幅もどんどん細くなってきました。
道を間違えた不安がよぎります。
それでも進むと、味のあるキリスト教会を発見しました。
そこを回り込むようにして雪の坂道をすれ違う車に気をつけながら降りていくと、写真の駅を発見しました。
ジオラマのセットのような昭和が残った雰囲気。
たまりません。
「あっ!」とちょっと驚くこの瞬間のために旅を続けているようなモノです。
駅舎内も素晴らしく、昔のままの今があります。
座椅子の毛糸の敷物が地域の方の愛着を物語っている風情があります。
駅舎が坂道の窪地にあるので、フォームへは少し階段を上がります。
そのため入線してきた列車の連結器あたりが正面に見え、少しケーブルカーを錯覚します。
フォームすぐ脇に川が流れており、看板も懐かしい。
ここから乗車して第二部へと続きます。
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