今回の旅は、中国の東北地方南部にあたる「大連」から「瀋陽(旧名は奉天)」を範囲としました。
今までの中国旅行と違うのは「新幹線」があることです。
完成した直後に大事故を起こしたにも関わらず、埋めて隠蔽しようとして、世界からあきれられました。
しかしそんなことは関係なく、全土への新幹線網の敷設を押し進めていきます。
様々な事故が続いても、この国では人民への説明責任は大して必要ありません。
多くの工事を手掛けていく中で、どんどんスキルを上げていきました。
これに限らず「失敗は次に生かせばいい。」的な共産党の発想は、技術革新のスピードアップと広大な国土への波及に、相当大きな効果を生んでいるようです。
写真は郊外に建造された「大連北駅」の構内です。
同型の新幹線(カラーリングがドイツのICEに少し似てます。)に乗って、「瀋陽駅」に向かったのですが約2時間で到着しました。
平野部の直線ルートのため、カーブが多い日本の新幹線より、都市間の移動時間は相当短縮されています。
車内の雰囲気は臭いも含めて、日本と大して変わりません。
この臭いの変化に民度の底上げを強く感じます。
土地は基本的に国の所有ですから、日本なら相当負荷のかかる近隣住民への地上げ交渉もあっという間です。
これからもどんどん高速鉄道網が普及していくのは間違いなく、今はコロナ禍で無理ですが、未来の中国旅行は相当便利になるような気がします。
ただハードの発展は凄まじいですが、残念なことに駅弁がありません。
国力と駅にまつわる文化のバランスが、今後どうなるか興味はつきません。
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