家族に「中2病」のレッテルを貼られている自分としては、その裏付けを告白するみたいで恥ずかしいのですが、なじみの模型屋さんに「自作のジオラマ作品」を飾ってます。
今回の作成情景を店主に説明すると「士幌線?」と、首を傾げられました。
国鉄民営化の直前に廃線になったので、やむなしかもしれません。
場所は北海道内陸部の「帯広」から、十勝平野を北上して、山岳地帯に延びた路線です。
人口減少に伴い、北端の区間から徐々に廃線となっていったのですが、「美しいアーチ橋梁」や「プラットフォーム関連施設」が放置されたまま、結果的に手つかずで残りました。
それが功をそうして国の登録有形文化財や北海道遺産に認定され、昨今の「廃線ブーム」の火付け役になりました。
実際GWの時期に訪れると、周辺に雪が残った景色を眺めつつ、路線跡を歩いたりして、北海道の大自然を満喫しました。
それなりの観光地ですが、人は住んでおらず、寂寥感がひしひしと伝わってきて、このうえない「旅情」を感じました。
写真は、遺産の中でも特に有名になっている「タウシュベツ川橋梁」です。
崩落の危険があるため、関係者以外近づくことが出来ず、展望台からの写真です。
「然別湖(しべつこ)」の水位が低いときしか現れない幻の橋ですが、ラッキーにも拝むことが出来ました。
自然と一体化した人工物の素晴らしさを強く感じました。
ずっと残っていて欲しいです。
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