2022年5月14日土曜日

真穴地区(まあなちく)


八幡浜市から南に海側の道路を進んでいくと、みかんの産地で有名な「真穴地区」があります。

写真は仕事で訪れた際に撮影したもので、晴れた空と青い海を背景に見えるみかん畑は、温暖な気候を体現しています。

それでも伺った一年前に、台風で塩害の被害を受けて心配していたのですが、道すがらしっかり復活している印象を受けました。

大人になって県外にいたときは、「昔、日本一だったみかんの生産量は、和歌山県や静岡県に抜かれてしまっている。」と残念に思っていました。

しかしそれは、一般のみかんのイメージとなる「温州みかん」に限定した話で、「柑橘類」でくくれば全国トップであることを、あらためて知った次第です。

加えてこの地区のオーソドックスな「温州みかん」を初めて食べたとき、あまりのおいしさにビックリしました。

甘みと酸味のバランスが高次元でまとまっていて、高値がついても納得出来ます。

東京とかの大都市にある、高級フルーツ店の目立つところに、これみよがしに陳列されていたのがよくわかりました。

また、こちらで仕事をするようになったとき、覚えくれないくらい品種が増えているのに驚きました。

様々な取り組みをして進化し、他地域に先駆けて高付加価値化を図っている証なのだと、愛媛県の「高品質・多品種」の流れを素晴らしいと感じました。

日本農業の未来は捨てたもんじゃありません。


0 件のコメント:

コメントを投稿