いつも旅をしていて、草植物のみを被写体として写真に収めることはほとんどありません。
この写真は、青森県津軽平野を車で疾走していて、自販機で飲み物を買うときに、たまたま撮影したものです。
りんご畑のど真ん中でした。
見上げた角度のせいか、白い花と青空の背景が、印象派の画家「ゴッホ」の「花咲くアーモンドの木の枝」に似通ったものを感じて、シャッターを切りました。
彼は既に精神病院で療養していて、そのときに手がけた作品です。
弟の「テオ」に子供が産まれたので、お祝いに描かれました。
自身でも傑作とも評しており、実際にテオの自宅の一室を飾ったようです。
自分が観た限りのレベルの低い話ですが、彼の作品は明るい色をいくら重ねても、陽気な絵にならないなあと思っていました。
が、東京の美術展でその実物を鑑賞したとき、希望の光が射しているように感じました。
塗りは荒いのですが、かなり精緻に描写されています。
しかし残念にも、アーモンドに花が咲くことすら知らなかった自分としては、似ているのかどうかもわかりません。
旅の友として、ナッツ系はつまみとして常備しています。
とりわけアーモンドを好むことが多いのですが、いつも食べているくせに、そもそも種なのか実なのかも知りません。
酔っているので、調べる気にもなりません。
せっかく楽しいひらめきだったのに、低レベルな方向にどんどん向かいそうだったので、考えるのを止めました。
不覚の極みです。
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