埼玉県大宮市にある「鉄道博物館(通称:てっぱく)」です。
観光地が少ない埼玉県にあって、オープンしてからいきなり第一位の観光名所となりました。
もともと鉄道に関する博物館・記念館の類は全国に数多くあります。
その地域に根ざした鉄道の記憶は全て固有の存在であり、「乗り鉄」の自分にとっては、旅の目的地としてかけがえのないものです。
しかしここは、規模として破格の存在となりました。
今まで沿線の脇に設立されていたり、他ジャンルの施設と併設されていた存在領域の概念を大きく変えたと思います。
写真の通り、空間の広さにビックリです。
もともと大きな車両を入れるのですから当然なのですが、ゼロから大きな箱を築くことで収納の制約を受けていた「壁」を破りました。
日本の鉄道ファンは世界的にも多いと思います。
しかし、莫大なコストをかけて敷地を確保し、鉄道遺産を集めて飾ってまで、集客出来るかどうかは、自信がなかったのだと感じます。
おかげでありそうでなかった「日本の鉄道史」という莫大なテーマを語るために、必要なフィールドをここは初めて用意してくれたのだと、伺って感激した次第です。
車両や備品毎のテーマについては多過ぎてここは語れませんが、一つだけ話をさせてください。
2階の食堂車を模したレストランに行くと、食堂車にて供された「洋食プレート」が再現されていて、食べることが出来ます。
歴史を語る一品です。
これを味わうだけでも鉄道オタクなら訪れる価値があると、ビールも追加で飲みながら感じました。
これでレストランごと揺れてくれたらなあ。
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