仕事で「山口県」に転勤となり、「下関」に住むようになりました。
そして真っ先に訪れたのが、「下関市長府」にある「巧山寺」です。
「高杉晋作」の「巧山寺挙兵」の舞台となりました。
ここで「奇兵隊」らの諸隊が加わり、勢力が大きくなっていきます。
この戦いにおいて、「第一次長州征伐」に降伏した後、実権を握っていた「幕府恭順派」を一掃して、「倒幕」の流れに藩内をまとめました。
もう「明治維新」は、3年後に迫っています。
それまでの「長州藩」内の政情は不安定で、オセロゲームのように、政局が二転三転するような展開でした。
彼のこの働きがなければ、「薩長」と呼ばれる勝ち組になることはなかったはずです。
この後も大活躍しますが、結核を患い、「明治維新」を迎える前に亡くなってしまいました。
享年29歳。
本当にこれからという若さです。
写真のように、桜が満開でしたが、夕暮れの淡い雰囲気と相まって、花びらの色が溶け込んでいくような儚さを感じました。
無念の色なのかもしれません。
「長府」は城下町であり、貿易の玄関口の「下関」とは、場所も離れていて趣が全く違います。
城跡とかはないのですが、古民家を活用したカフェや骨董屋さんが数多くあります。
時間があれば、和みにちょくちょく訪れるお気に入りの地域です。
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