元スマップ「草なぎ剛」が、トランスジェンダー役で、主演した映画「ミッドナイトスワン」を観てきました。
泣ける作品でした。
踊りのモチーフである「白鳥」が、複雑で不幸な人間模様を介し、いろんな視点で取り上げられていて、バレエの踊りが心に染みたのは、初めての経験でした。
そして映画の舞台の多くが「新宿」で、懐かしい光景が展開されていました。
写真は、早朝の「新宿駅」の「南口」から出て、「東口」に向かう通りの一つです。
紛らわしいですが、背景の霞んだ建物は「西口」の高層ビル群の手前にあります。
最近建てられたようで、昔はありませんでした。
学生時代は「八王子」に住んでいたため、都心部に出るときの玄関口が「新宿」でした。
いつも人の多さにうんざりしつつ、小汚いイメージが常にありました。
ここで深夜に、居酒屋の厨房でバイトしていたこともあります。
終わって始発に乗り、家に帰るときの気だるい記憶を、主人公の女性名である「凪沙(なぎさ)」が、町中をさまようように歩く雰囲気を観て、しんみり思い出しました。
思い悩む次元は全く違いますが、つい共感してしまいました。
2枚目の写真は、「新宿コマ劇場」があった界隈の風景です。
数多くの映画館にお世話になったエリアだったのですが、高層ビルに立て替えられたり、更地になったりと、景観が一変してました。
寂しい限りで、もうここに来ることはないように感じました。
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