岡山県にあるこの古墳は、「伝仁徳天皇陵」を筆頭に機内に集中する巨大古墳郡に比肩する規模です。
全国第四位の大きさになります。
また近くにある同じ読み方の「作山古墳」も第九位に位置し、古代に「吉備国」と呼ばれたこの界隈の国力を象徴した存在かと思います。
「大和政権」の対抗勢力として警戒されたことは、周辺にある国宝級の神社に祀られている祭神名を伺っても思います。
別の機会に再び取り上げると思いますが、「大和政権」が押さえ込もうとした強烈な圧を感じるのです。
写真は駐車場から古墳を眺めた景色です。
近いです。
機内の大きな古墳は、「天皇陵」としての指定を受けて立入禁止だったり、堀で囲まれたりしているため、墳丘に登ったり出来ないのですが、ここは自由に散策出来ます。
ちょっとしたトレッキング気分で楽しめますし、その展望が素晴らしいです。
大きな建物もなく、田畑が広がる風景に、夕暮れが赤茶けた色彩を落としていく様は、古代から変わらぬ景観を想像させました。
加えて、麓に見えるデルタの赤色は、黒の混じった深い赤であることから、石棺内部に使われる「朱」と重ねてしまいました。
勝手にロマン(=妄想)が広がりました。
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