2021年10月2日土曜日

弁慶岬


史実とは言えませんが、非常にロマンを感じるテーマとして「源義経北行伝説」があります。

兄「源頼朝」から逃れて、「義経」を匿ってくれていた「奥州藤原氏」でしたが、4代目となった「藤原泰衡」が裏切ります。

居館であった「高舘」を襲撃されて、そこで自刃したのが通説となってますが、そうではなく、密かに生き延びて、北へ向かったとする説があるのです。。

私自身の興味が日本を中心にして、「南」ではなく「北」に強くあるのは、間違いなくこの伝説が、潜在的に影響しています。

北行に向かった諸説には、最終的に中国に渡って「チンギスハン」になったという話もあるくらいです。

そんなこともあり、北海道にも多くの伝説が残っていて、その一つに「弁慶岬」があります。

北海道「度会半島」の日本海側に位置する「寿都(すっつ)町」にあり、写真の通りデーンと大きな像が建立されています。

最近、原発に関わる誘致に名乗りをあげて、話題になりましたが、北海道でも特に辺鄙な地域だと感じます。

で、更に突き出た岬でした。

視界の良い日だったので、眼前に広がる海の水平線は、見事に地球の形が分かる弧を描いてました。

伝説は、「武蔵坊弁慶」も生き残って北海道に渡り、この地で「義経軍」を待っていた、というよくわからない内容です。

しかし、周辺の伝説をつなげていくともっと面白いストーリーが組み立てられそうです。

ますます好奇心の沸いた訪問となりました。

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