2026年8月1日土曜日

神武東征


空も海も真夏仕様で、海の猛々しさに目を見張りました。

写真に見える通り、波はかなりの高さで岸に迫っている様子で、海岸に近づくのが躊躇されます。

数日前の台風の影響が残っているようです。

車が近くにあると錯覚してしまいますが、実は高台に止めていて段差になっています。

加えて大きな砂浜により、海辺までの距離を保っています。

鹿児島県東串良町にある、肝属川の河口付近になりますが、下の写真の「神武天皇ご出航碑」が建立された神社が、すぐ近くにあります。

いわゆる「神武東征」がスタートした候補地の一つであり、初代天皇とされる神武天皇が、ここから兵を船に乗せて出征し、大和を攻略したという神話です。

実在が疑わしい天皇ですが、史跡をウロウロしている自分としては、比定すべき人物はいたような気がしてなりません。

ここは、鹿児島県でも西寄りの辺鄙な場所で、陸路で進むなら、かなり閉ざされた地域となります。

しかし、驚くほどに大規模な古墳群や史跡が、豊富に残っている地域であり、黒潮をうまく利用した交易の形跡が多分に感じられます。

ここを訪れたおかげで、古代史における前提として、海路で通じた人々の交流を、体感的に考えることが出来るようになった次第です。

自分の新しい趣味の扉が、大きく開きつつあるのを感じる瞬間でした。

外海の荒れた海原は、そんな妄想にふさわしい光景でした。