「小湊鉄道」と「いすみ鉄道」の別々の路線なのですが、一本につながっていて、千葉県の内房から外房への内陸部を結ぶ、非電化・単線の路線です。
千葉県の船橋に住んでいた頃には、比較的近かったので、季節の変わり目毎に好んで乗っていました。
普段は逆方向の東京へ、満員電車の中通勤してましたので、休日の早朝から向かう車窓は、街中でもどこかのんびりと感じます。
「内房線」の「五井駅」で「小湊鉄道」のオレンジ系ツートンの車両に乗り換えると、ローカル色が格段にアップします。
緑色の占める割合がだんだん高くなる車窓を、ボーっと眺めていると、平日の無意識に貯まっていた緊張感とか、殺伐とした気持ちがほぐれて、だんだんと消えていきました。
写真は「上総中野駅」で接続駅となり、ここで「いすみ鉄道」の黄色い車体に乗り換えます。
ここからの車窓の景観は、一段とグレードアップします。
特に春先には、列車の黄色ボディに負けじと菜の花が咲き乱れ、頭上は桜のピンク色に覆われました。
途中には渓谷と、「大多喜城」を臨めるポイントもあり、城好きとしての欲求も満たされます。
災害の影響を受ける度に存続問題が発生する両線ですが、頑張って継続して欲しいです。
また乗りに伺います。