2022年12月10日土曜日

ランチアデドラ

 
「デルタカフェ」に鎮座している「デルタ」は80年代半ばから90年代前半に製造された時代の車です。

その同時代の「ランチア」ブランドにおける中型セダンのラインナップとして写真の「デドラ」があります。

変な名前です。

おそらくイタリア語の発音ならカッコいいのかもしれませんが、カタカナ発音になるので「カッパ」や「テンプラ」なんてもっと「?」な車名も過去にはありました。

これも売れない理由の一つかもしれません。

車検の代車なのですが、ずっと乗りたかったので超ラッキーでした。

一度検討したことがあったのですが、よく壊れるのと、当時の年齢だとデザインが渋すぎたため、購入には至りませんでした。

でも時代を経た今ならしっくりきます。

性能では特筆すべきものは何もありませんが、造形にはイタ車独特のエッジがじわりと効いています。

日本でよくイメージされる「派手な」イタリアではなく、日常生活における「素朴な」イタリアが体現されています。

ここが自分にとって一番の車ツボで、「ランチア」が好きな理由なのかと実感します。

普段使いで気に入ってしまい、翌週返却予定だったのに、結局返したのは一ヶ月後でした。

ディーラーの方すみません。

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