「デルタカフェ」に鎮座している「デルタ」は80年代半ばから90年代前半に製造された時代の車です。
その同時代の「ランチア」ブランドにおける中型セダンのラインナップとして写真の「デドラ」があります。
変な名前です。
おそらくイタリア語の発音ならカッコいいのかもしれませんが、カタカナ発音になるので「カッパ」や「テンプラ」なんてもっと「?」な車名も過去にはありました。
これも売れない理由の一つかもしれません。
車検の代車なのですが、ずっと乗りたかったので超ラッキーでした。
一度検討したことがあったのですが、よく壊れるのと、当時の年齢だとデザインが渋すぎたため、購入には至りませんでした。
でも時代を経た今ならしっくりきます。
性能では特筆すべきものは何もありませんが、造形にはイタ車独特のエッジがじわりと効いています。
日本でよくイメージされる「派手な」イタリアではなく、日常生活における「素朴な」イタリアが体現されています。
ここが自分にとって一番の車ツボで、「ランチア」が好きな理由なのかと実感します。
普段使いで気に入ってしまい、翌週返却予定だったのに、結局返したのは一ヶ月後でした。
ディーラーの方すみません。
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