沖縄県の本島南西部にある城(グスク)です。
あまり知られていませんが、琉球石灰岩の丘陵に位置し、高石垣の規模は沖縄屈指です。
日本本土とは石の材質が全く違うので、単純比較は出来ませんが、荒々しく積み上げられた野面積みの様相は圧巻でした。
写真の斜めに伸びる石垣を実際に登り、一番高い所まで向かいました。
周囲が見渡せて、紺碧の海が美しいです。
本当に高い所に築かれたんだと実感します。
国指定史跡に認定されていて、近くの同様に指定を受けている「玉城城」と連携を取って西の守りを固めていたようです。
この地域の海側には「斎場御嶽(セーファウタキ)」もあり、信仰的な要素を他の地域よりも何となく感じます。
南山王朝の流れがあるかと思いますが、ほとんどの城(グスク)を〝完城〟しても、成り立ちがほとんど分かってないことに気がつきました。
設置された看板を読んでも、どこのグスクも歴史的な経緯があまり説明されてないのです。
このブログを書きながら、グスクの攻防史をもっと勉強しようと反省しました。
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