岡山県から島根県に向かう「木次線」のスイッチバックです。
以前にも取り上げましたが、ここも「三江線」に続き廃線の危機です。
トロッコ列車「奥出雲おろち号」が運行終了の予定となり、観光客を呼び込む目玉がなくなろうとしてます。
山口の下関在住のときも、青春18切符を使って何度か木次線の周遊を間絡んだのですが、途中路線の遅延等で、果たせませんでした。
各駅停車なので運行が遅れるのがやむなしとはいえ、ただでさえ本数が少ない路線の出発に対しては、かなりの接続への配慮をして欲しいものです。
これでは乗車率が上がるわけがありません。
観光目的として現地に、観光バス等で向かう前提となると、住民の日常の足ではなくなります。
最近、中国地方と九州地方の内陸線は、その存続について様々な議論が出ており、非常に危機感を覚えます。
公共としての機能を考えたときに、今の収益基準で存続を判断していいものか、危惧せざるを得ません。
最近の日本の不確定な災害状況を考えることと、道路と鉄路による併用化を検討することは、密接な関係があると考えます。
複数の交通手段が運用出来る体制を維持しておくことは、国土の災害防衛上ますます重要になっているかと感じます。
特に車を運転出来ない方々の自律的な移動手段をどうするのか、更に高齢化が進む上で大きな課題です。
待合の時間に眺めるディーゼル車との雪景色が堪りません。
その袂に下の写真の水飲み場があり、さらに乙な雰囲気です。
廃線になっても残って欲しいし、そのときは、わざわざ確認に行くような気がします。
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