錦江湾から眺めた「桜島」です。
時期は年末で、一番寒い日でした。
午前中は雪も降っていて、この山が雪化粧した美しい姿も拝めましたが、やむと数時間で地熱のため雪は消えてしまいます。
さすが現役バリバリの活火山で、火口の右側からいつも煙が吹いています。
鹿児島には一年しか住めなかったのですが、この山がどれだけ愛されているか、地元の方とお話をするたびに伝わってきました。
鹿児島県の中心に位置し、その周囲のほとんどを「錦江湾」が取り囲んでいます。
同じ海辺に浮かんでいる景色でも、360度で山の見る方角が変わるため、その地域ならではの様相で描かれたモミュメントを探すのが、訪問先での密かな楽しみでした。
この写真は、山から見て西北に位置する海岸線で、「磯庭園」があります。
家族がちょうど来ていたので、そこを見学した後、近くにある本命の食べ物屋に向かいました。
平たいお餅をしっかり焼いて、みたらしをかけた「じゃんぼ餅」という名物があり、その名店が海辺にあったので、それを食した後腹ごなしに向かったのです。
朝から寒いままですが、いい天気です。
意外と人もいて、右手には青春全開らしき女子高生達が石を投げながら何かを叫んでいました。
写真の通りで、ドラマでなく実際に観たのは初めてです。
また左手には映ってませんが、海洋調査らしきスエットスーツを着たおっさんの集団が、酸素ボンベを背負って、スタスタ海に歩いていきます。
そのまま海に消えていったので、ちょっと怖くなりました。
家族も負けまいと思ったのか、「アーシング」をすると言って、裸足になって波打ち際を歩き出します。
私は遠慮しました。
靴が砂で汚れるのも嫌だったので、遠巻きに人々の動きと、山を借景にボーっと眺めていました。
きれいな海なのですが、この混沌とした光景に「ガンジス川の沐浴」が頭に浮かびます。
この後は、案の定体が冷えたのか、震えが止まらないとか、お腹が痛いとか、大騒ぎです。
大地からエネルギーをもらう前に「アイシング」してしまったら何にもなりません。
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