北海道の中央部に位置する「大雪山」を南から目指していたときです。
目当てにしていた趣ある建物があるという「幌加温泉」に到着しました。
しかし地図が古かったせいか廃業されてました。
ふと山のほうを見ると、写真の通り「鹿の谷」と名前のついた建物があり、ここも温泉施設でした。
入口のすぐ脇に、鹿の全体剥製が置かれています。
ビックリしたのは、湯船が3つピッタリ並んでいて、それぞれが源泉掛け流しの別成分のお湯だったことです。
手前からナトリウム泉(薄緑)・鉄泉(黒)・カルシウム泉(白)となっており、どれも濃厚です。
浴槽の成分付着もそれぞれの特徴が出ていて、それが同じ空間にあるのが不思議な気がします。
一つの宿に異なる泉質の浴場が別々にあることがありますが、同居しているのは経験がありません。
しかも混浴です。
女性はいませんでしたが、なんと3人のLGBT系の方が、先客でいました。
スキンヘッドで、アンダーヘアがイタ車の「マセラッティ」の紋章のようにカッティングされています。
そういう方々については仕事でご一緒することもあり、もう許容範囲です。
しかし素っ裸でご一緒するのは如何なものかと困惑しました。
今後は、第三の浴場が必要かもしれません。
そんな妙な緊張感の中で、それぞれが最高のお湯を堪能しました。
更にビックリにおまけがあります。
なんと入口の鹿は本物でした。
さっきと同じような場所にいて、突然急に動き出したので腰が抜けそうになるほど驚きました。
もう一つの写真は、本来の目的だった旅館の建物です。
廃墟ですが、往事を忍ぶ雰囲気は残っていて、これにはほっこり出来ました。
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