2026年7月18日土曜日

パリ―食堂


埼玉県秩父市にある「パリ―食堂」です。

雑誌で見つけてからずっと気になっていたのですが、やっと訪問出来ました。

対峙した時のインパクトは十分です。

西洋風を意識した建物のど真ん中に、金色の文字で「パリ―」と表記。

カタカナ縦書きという、自分が習字するなら最も苦手な書き方です。

よく見ると本当に手書きしたかのように、「パ」の大きさに対して「リ」が小さめで、しかもやや左寄りになっています。

そして最期の「ー」は最も太く力強いという、習字の先生から朱書きされそうなアンバランスさです。

それが硬質で灰色の構造物に、何とも言えない愛嬌を生み出しています。

車を一時的に駐車して覗いてみましたが、やはり時間が早いため開店してませんでした。

ただ仕込み中のいい匂いが漂ってきます。

次回、一番人気のオムライスを食することを決意しつつ、建物をとりあえず拝めたことに満足して引き下がった次第です。

創業は昭和初期らしく、100年以上続く食堂です。

国の登録文化財にも選ばれていて、入口の脇に表示の刻印版が誇らしげにありました。

漸く10年を経過し、次世代にバトンタッチした「デルタカフェ」ですが、その10倍の時間を有していると思うと、どのような歴史が刻まれてきたのか想像も出来ません。

今はおじいさんと若いお孫さんで切り盛りしているそうですが、老朽化が著しいため建物の保存維持費用をクラウドファンディングで募っており、誇らしい先達として是非とも続けて頂きたいものです。

何故「パリ―」という名称なのかも謎のままで、再訪時食事を注文した時に伺う楽しみに残しておきます。

ここまで乗って来た復活したばかりの愛車「マセラティ・クアトロポルテ」とも、一緒に写真を撮らせてもらいました。

この車、以前のブログで取り上げましたが、納車後1か月で希少な部品が破損してしまい、そのまま4年近く入院していたのです。

恐るべしイタ車(痛車)の洗礼を与えてくれた存在ですが、この食堂にあやかり長く乗れますようにと、思わず祈ってしまいました。







 

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