真夏に訪れた「伊良湖灯台」。
夏の季節特有の雲が、強風で目まぐるしく模様を変化させながら、頭上を流れていました。
太平洋の先端に位置するだけあって、波の高さが瀬戸内海とは全く違います。
さらわれたら、二度と戻ってこれないような潜在的な恐怖が湧いてきました。
ところで、四国の方々から日本全体を眺めると、北関東と東海地方は特にわかりにくいのではないでしょうか。
愛知県を、少し時計回りに回したMの字で例えると、2つの半島が両サイドから海に向かって突き出ている形に、イメージ出来るかと思います。
左側(関西寄り)が知多半島、右側(関東より)が渥美半島です。
Мが右に傾いている分、渥美半島がより太平洋に突き出していて、愛知県の内陸部をガードするような地形になり、その突端にこの灯台があるのです。
名前に反して「伊良湖」はないようでした。
更に不思議だったのは、灯台の位置です。
岬の先端部はかなりの高台ですが、そこには築かれず、下の写真の通り海岸線ギリギリに立っているのです。
写真では見えませんが、海岸を形成している岩場のすぐ脇に遊歩道があり、灯台まで行くことが出来ました。
水面上に浮くように立っていて、近くに寄ると本当に小さいです。
コンクリート土台もそのスペース分しかありません。
おそらく日常から塩水被りまくりだし、嵐の高波なら完全に覆われるでしょう。
しかし、昭和4年に初点灯、昭和35年に電化されたそうで、今でも現役バリバリです。
いかにもド根性を感じさせてくれる存在でした。
見ているだけで、負けてなれないぞ、と張り合うような熱い気持ちになれます。
ただ、この岬の観光ポイントとしては、石垣島から流したヤシの実が届くことがあるそうで、ロマンチックを売りにしているそうです。
逆に硬派を売りにして欲しい気がしました。
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