異動の内示が出て、鹿児島を一年で去ることになりました。
残り一か月。
仕事は山積みですが、週末は時間が許すかぎりドライブすることにしました。
候補を思い起こすと、真っ先に「霧島連峰」が浮かびました。
連峰の南側に位置する「高千穂峰」は、「霧島神宮」の古宮跡が麓にあるため、その流れで行ってますが、連峰の中で北側にあたる「韓国岳」へは行ってきません。
連峰の中で最も標高が高いのですが、頂上近くを通るルートがあります。
ちなみに「韓国岳」は、「からくにだけ」と読みます。
「かんこくだけ」と言い間違えると、鹿児島の人に怒られると、よく飲むお店の大将が言ってました。
天気が良いときには朝鮮半島が見えるのでこの名称がついているそうですが、高いといっても1700mしかありませんし、有毒ガスも出ていてそもそも展望出来るのかと疑問に思いました。
もっと別の理由があるような気がします。
写真は、「えびのスカイライン」に入り、「韓国岳」が正面に見えるポイントで撮影したものです。
本当に頂上近くでビックリしました。
3月第1週に行ったので、雪が積もっていても当然の季節ですが、晴天が続いていたためか道路上には雪が全くありませんでした。
やはり振り返ると、鹿児島が今まで住んだ中で一番温かかったです。
しかし恐ろしいのは、このスカイラインを往復した際に、いたるところに煙が噴き出していました。
山の周囲に漂う白いものは雲ではなく、吹き出したガスの塊です。
窓も空調もクローズしているのですが、それでもかなり硫黄らしき匂いが車内に漂ってきて、おっかなびっくり走りました。
それでも、突き抜けるような青の空が迫ってくるのをわき目に、薄茶色の岩肌を走り抜けていくドライビングは快感の極致でした。
嬉しいことに誰もおらず、景観の独り占めです。
ひとしきり満喫して帰路につきましたが、オールシーズン走っておけば良かったと、あまりの気持ちよさに更なる欲が沸き起こりました。
しかし、レンタカーではなく愛車で走りたいし、大阪からここにドライブ行くのは、相当厳しいなあ。
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