2019年6月15日土曜日

金蔵寺駅


「金蔵寺駅」のすぐ脇にあるゲストハウスに宿泊し、朝方に散歩したときの一枚です。

「多度津駅」から1駅目の土讃線にある駅で、りっぱな駅名がついてますが、ただの小汚い無人駅でした。

撮影ポイントも、すぐ近くの何故か壁がぶち抜かれている廃屋の中からです。

前日に自転車を漕ぎ疲れ、飲み疲れも加わってか相当だるい風景になっています。

実はアスリートの友人と小豆島を自転車でほぼ一周した帰りでした。

「ほぼ」なのは周遊路を途中カットして、わざわざ「寒霞渓」の山頂まで自転車で登ったからです。

勾配がキツくて死ぬかと思いました。

友人は夜中の雨中、新居浜からそのまま小豆島にずっと自転車でやってきて、平気な顔で自転車のペダルを漕いでます。

あり得ません。

一緒の道中を断り、島までクルマとフェリーでやってきて正解でした。

それでもわざわざこの駅近くに泊まったのは、近くに「骨付き鶏」で有名な店があり、そこで一杯やりながら食べたかったからです。

いつも飲めずに食べることが多かったので、アルコールが入るとスパイシーさが格別引き立ち、旨さが倍増しました。

戻ると面白いことに、その宿の運営者が簡素な居酒屋を併設してやっていて、外国のバックパッカーとも、二次会がてら飲みニュケーションが出来ました。

雑な空気なのに、ビールが「ハートランド」で超ウレシイです。

学生時代の海外旅行したときにタイムスリップしたみたいです。

ドイツでグダグダ飲んだとき、ビールはとにかく旨かったなあ。

しかしその反動は年をとった分、じわじわ筋肉通としても戻ってきました・・・。

写真の景色にある電車とパンダをぼーっと眺めながら、次は誘われても断ろうとしみじみ思いました。



2019年6月8日土曜日

閑谷学校


早朝の「閑谷学校」です。

岡山県の備前にあり、講堂が国宝に指定されています。

備前瓦の鈍色が独特の光彩を放っています。

かなり丈夫らしく創建当初のまま大半が使用されているそうです。

開館時間よりも大分早く着いてしまい、私達以外の観光客はいません。

写真の通り駐車場のど真ん中にクルマを止めて周辺をしばらく散策しました。

ここの塀(練塀)は変わっていて石組みです。

しかも小山のようなもっこりした曲線のラインで、それが横にうねうねと長く続いています。

柔らかい朝日が瓦と塀と背景の山々を照らす中、様々な鳥たちのさえずりが聞こえてきます。

せっかちな私も非常にゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。

ここなら勉強もムチャクチャはかどる気がします。

とにかく学業一筋の施設です。

江戸時代前期に「熊沢蕃山」がその前身を築き、岡山藩主で名君として名高い「池田光政」が拡充しました。

庶民教育が中心です。

その後閉校・開校を繰り返しながらも存続し、明治・大正・昭和になってからは中学・高校として使用されて、現在は資料館となっています。

次回は子供を連れてこのとき感じた空気を吸わせたいです。

2019年6月1日土曜日

竹林 京都


何故かいつも京都「嵐山」に伺うと通ってしまうこの通り。

青に近い緑の涼しげな色合いに爽やかな気分も感じはするのですが、竹が持つ空間を遮断する力を強く感じでしまい、「魔都」京都への入口ではないかと錯覚してしまいます。

写真のように空を見上げても、美しいのですが逃げ道が閉ざされていくような恐怖を感じています。(私の勝手な感覚ですが・・・。)

場所は意外にも「大河内山荘」から「天龍寺」を結ぶメインストリートです。

日中は多くの観光客がぞろぞろ通行していてそれほどでもありません。

しかし早朝や夕暮れ時の時間的に寂しい頃合いになると、都郊外の独特のもの悲しい風情が急に漂い始める気がします。

無縁墓で有名な「化野(あだしの)」も近くにあり、この周辺は怨念系の要素が強い史跡が多いように感じます。

わざわざ行かなくても思いつつ、雅さの陰に隠されたドロドロしたところに京都の魅力を感じているのかもしれません。

昼ドラと観るのと大差ないのかなあ。

2019年5月25日土曜日

豊橋路面電車


自分が「乗り鉄」であることは疑う余地はないと思われます。

ではその範囲はどの領域までかというと、「JR・私鉄・第三セクター」は、迷うことなく全線制覇の野望に入っているのですが、「路面電車」は当初対象にしていませんでした。

しかし木箱のような古い型から、SFに登場しそうな最新型まで車両の種類が豊富のうえ、建物の隙間を通るような路線に意外な立地に駅があったりと、どんどん興味が涌いてきて完全制覇の対象になってしまいました。

愛知県豊橋市にあるこの路線は、新たな対象とすることでわざわざ行くことになった流れもあり、あまり気乗りがしてなかったのですが、写真の車庫を観てしばらくドキドキが止まりませんでした。

放射状に複雑に拡がっていく路線と地域性の高い看板に装飾された色とりどりのレトロ電車。

加えてスパイダーマンの蜘蛛糸のように張り巡らされた、頭上の電線がたまりません。

箱庭的な趣向の全てが凝縮されているように感じました。

路線が短いので、省スペースでも複雑なレイアウトが作れそうです。

家に帰ってジオラマ作成に挑戦したい意欲にかられました。

このジオラマ作成はどんどん深みにハマっている最中です。

2019年5月18日土曜日

新旧パンダ


この文章を書こうとする直前に愛車の「初代の青パンダ」がそろそろ乗るのが限界の危機になっています。

仕事使用のため走行距離は毎月2000キロを越え、とうとう15万キロを突破したところでした。

夏の暑い日に高速道路でスピードが突然出なくなりました。

停車しようにもトンネル内で、トラックとバスに挟まれる状況でハザードを点灯させながらの減速、正直身の危険を感じました。

背後の追突事故やそれに伴う二次災害も発生しかねない状況だったので、無事レッカーを呼べたのは不幸中の幸いでした。

写真は以前京都で撮った写真で「2代目の赤パンダ」とのコラボです。

「100HP」というスポーツモデルで精悍な顔つきをもともと気に入っていました。

今回の不具合をいつもお世話になっている店に相談すると、同じモノが偶然入荷していると言われました。

赤は選択肢に入れてなかったのですが、これも運命的な何かなのか、しみじみとこの写真に見入ってしまいます。

その後の展開に乞うご期待下さい。

今金欠なのにどうしよう。

(追伸:結局は別の車を購入し、初代の青パンダはデルタカフェにてデルタと仲良く鎮座してます。新しい車はあらためてご紹介します。)

2019年5月11日土曜日

トイレのタイル


前を通るだけで一度も寄れてなかった箱根の「富士屋ホテル」に行きました。

先ず近くに地元で経営している「太閤湯」へ向かい、狭い湯船ですが地元の方により清潔に維持管理されたお湯を堪能しました。

そしてホテルの名物カレーライスに挑戦です。

挑戦と言ったのは値段が5000円を越えるからです。

ありえません。

しかしカレー好きとしてここを外すわけにはいきません。

入り口のメニューを見ると、気が引けるのか「カレーライス」とは表記せず、「カレー・コース」と書かれています。

でもサラダ・スープ・コーヒー・少しのアイスが付いているだけです。

しかも「当ホテルのカレーは伝統的にスプーンではなくフォークを使います。」とウエイターからの説明。

どこまでも挑発的で気取っています。

しかし実際食べてみると2回目はないと思いながらも美味でした。

意外だったのは薬味が8種類も出てきて、どれもカレーへの良いアクセントになりましたし、何より空間です。

外国人を受け入れる日本初の西洋式ホテルとして開業し、未だに人気を維持している雰囲気はさすがでした。

レストランの高い天井とその装飾に囲まれていると何か特別な気持ちにさせてくれます。

一番感動したのは写真の「トイレのタイルの文様」です。

外国人を想定しているからか、トイレが異様に広くその空間をこの文様が埋め尽くしています。

何とも言えない落ち着いた色調と柄で、西洋ではかなり華美にする雰囲気をグッと意図的に抑えています。

トイレまで「ジャパン」を主張しているところが「日本代表」だと感じました。

2019年5月4日土曜日

丸山遊郭


江戸時代の三大遊郭と言えば、「江戸の吉原・京都の島原」そして「長崎の丸山」です。

先の二つはその周辺が未だに歓楽街として残っていますが、「丸山遊郭」は完全に史跡となっているようです。

メインの場所は公園になっていて、周辺に長崎名物「卓袱料理」の有名店が建造物・料理としての伝統を残してはいます。

しかし夕方ウロウロしても民家の気配しかしません。

ただ少しですが痕跡を感じる収穫はありました。

写真の通り「裏路地の壁」です。

石が埋め込まれた独特の文様になっていて、淫靡な風情が漂っています。

奥の道に吸い込まれそうな雰囲気です。

実際に向かうと、遊女の信仰を集めていた神社がありました。

そこの口を開けている「阿」の狛犬に、「厄除け」として甘いものを食べさせる習わしがあるそうで、口の中には飴玉の類がビッシリこびりつくように入っています。

暑いときに溶けたのでしょう。

足元まで垂れ落ちてどす黒くテカテカしていて気味が悪いです。

暗くなりかけてもおり、遊女の怨念チックなものが漂い始めそうな感じです。

足早に立ち去って、「長崎中華街」で酸っぱそうな料理を食べることにしました。

とにかく旅先での厄除けは心掛けるようにしています。