2020年10月31日土曜日

新国立美術館


すごい人の数でした。

私が伺った目的は、画家「ミシャ」の大作「スラブ叙事詩」全作品が初めて東京にやってきて、ここで展覧会が開催されたからです。

別料金ですが「草間彌生」展も同時開催されていたので、閉館時間の近い4時頃に行っても受付に長蛇の列が出来ていました。

いったんあきらめて閉館30分前の最終受付ギリギリに入ることにしました。

それでもまだ混んでいたのですが、足早にそれなりに鑑賞できました。

実物はとにかくデカい。

細かなサイズは忘れましたが、大きい作品は3階建ての高さに届く縦の長さです。

これが23点。

最新の展示能力を有するこの美術館でないとおそらく貸してもらえなかったと思います。

この美術館の所有作品に興味を抱くことはなかったのですが、世界的な作品を引き寄せる箱としての重要性を痛感しました。

この写真は入館待ちで少しイライラしながら撮影したのですが、後で見直すと妙に愛着が沸いてきました。

「落ち着け。イライラするな。」と訴えてくるような色調と曲線です。

2020年10月24日土曜日

明智風呂(コロナ禍)


「明智風呂」です。

京都で最大規模を誇る「妙心寺」内にあります。

ガイドの方に教えてもらうまで知りませんでした。

写真は内部の様子で、唐破風屋根の建物がこじんまり入っている感じです。

道後温泉本館の唐破風と似ていると説明がありました。

一目見たときの第一印象がまさしくそうだだったので妙に納得です。

この内部がサウナになっています。

湯船はありませんが、すぐ脇が汗をお湯で流す平板の空間になっており、うまく流れるように傾斜が少しつけられています。

暑い中に籠もるのも修行の一環だったそうです。

そして名称については、連想通り「明智光秀」にゆかりがあります。

これが出来た経緯というのは、「明智光秀」が「妙心寺」に生前から帰依していたからです。

この寺の塔頭の一つである「太嶺院」の僧「密宗」が、光秀の叔父にあたるそうで、死後に菩提を弔う目的もあり作られました。

加えて、ここの本堂に光秀の位牌が祀られています。

「本能寺の変」で信長を討ち、「山崎の合戦」で天下人になる秀吉に敗死した立場では、公に供養されることは叶わないはずです。

しかし、ほぼ町と化したここの巨大な寺内なら、少々勝手にやっても、わからないような気がします。

それ位の広さを感じました。


上の写真は、サウナ室の裏側です。


全体の外観です。

2020年10月17日土曜日

藤七温泉


写真のヌードのおじさんごめんなさい。

時効と思って解禁をお許しください。

岩手県八幡平にある温泉で、標高1400mと東北地方の最高所に湧く温泉です。

「藤七」というきこりが発見したからだそうで、どストライクな名称です。

山頂にも樹海にも近く、かなり険しい場所ですが、スカイライン脇にあるので、大きな車でも普通に行けます。

宿泊施設も近くにあって、木枠で四角に囲まれた露天の湯舟もちゃんとあるのですが、温泉好きらしい何人かは、おじさんのように岩肌の窪地に貯まる天然の湯舟に、素っ裸でわざわざ向かっていました。

私も同様に行動します。

単純硫黄泉らしく硫黄の独特な臭いが強烈過ぎます。

混じり気なしと言った感じで、有毒ガスとか大丈夫でしょうか?

湯の濃さも半端ありません。

過去最強の粘性です。

本当にこれに浸かって大丈夫なのか心配なくらいですが、周囲にいるおじさん達が倒れていたり、浮いてないのを確認しつつ、慎重に浸かりました。

色は真っ白ですが、純白ではなく、これこそが自然の白色なのかと感じます。

むせそうな状況に耐えつつも、温度は適度に保たれていて非常に堪能出来ました。

この野性味いっぱいの雰囲気は、北海道・東北ならではの醍醐味だと思います。

2020年10月10日土曜日

忍者列車


伊賀鉄道の名物である忍者列車。

やはりと言いますか、この忍者の目は漫画家の「松本零時」さんのデザインでした。

やっぱりメーテルに似ていると思います。

最初観たときは衝撃でした。

列車のように金属で硬質感の高い物体に、こんな一筆書きみたいなデザインを施すなんて雑過ぎると正直思いました。

何故「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」等の、アニメの金字塔とも言える「乗り物」をデザインした方の、「人」のほうをわざわざ活用したのか?

確かに「目」のインパクトだけを考えれば有りかもしれません。

忍者は目しか出てないし。

しかも列車のボディ色に定番の「黒」は用意されてなく、「青・ピンク・緑」とキテレツなラインナップです。

加えてライトな明るい色調で、更に忍者イメージから遠ざかります。

また車内に入ると、上の網棚に忍者の人形(これまた黄色の衣装)が忍んでいて、私達を待ち構えています。

骨格がないのか少ししおれていて、「即身成仏」のミイラのような雰囲気でかなりシュールです。

手裏剣とか飛ばしてくるような雰囲気はゼロです。

次回訪れたらこれはこれで慣れているのでしょうか。

今度どんなふうに感じるのか試してみたいと思います。

2020年10月3日土曜日

松之山温泉


新潟県の山間部、米で有名な「魚沼産」が穫れる地域の西側に位置します。

写真は木造三階建の、登録有形文化財に指定されている「凌雲閣」です。

赤茶化た瓦屋根は決して高級感があるわけではありませんが、昭和初期のレトロ感がしっかり効いていて温泉地全体のアイコン的な役割を果たしています。

室内も宮大工が意匠を凝らしており、非常に和む空間でした。

しかし最も期待したのは「泉質」です。

閑散とした温泉街ですが、日本三大薬湯の一つ(他は草津・有馬)に数えられ、ホウ酸の含有量は日本一の塩化物泉です。

南北朝時代に開湯したらしく、「戦国武将:上杉謙信の隠し湯」だったらしいです。

謙信が越後をまとめる武将になる前の所領は比較的近くですが、温泉との組み合せは初耳でした。

実際に緑のバスクリンを薄くしたような色の湯船に浸かると、塩化系でありながらに臭みも強くなくピリピリしません。

じわじわと傷に効く感じです。

温度もさほど高くないので、いつまでも浸かってられそうな非常にマイルドなお湯でした。

周辺にあまり目立った観光地がなく、ここ一本槍の訪問だったのですが訪れて良かったです。

ずっと気になっているときの直感は大抵当たるように思えます。