2023年6月24日土曜日

湯の花温泉 柳生の家


京都市の北西部にある「湯の花温泉」。

京都を訪れるときに、定宿にしていた旅館がありました。

「丹波地鶏のすき焼き」が夕食の定番で、やみつきになりました。

また、「萩原健一」や「十朱幸代」が主演した映画「夜汽車」に登場します。

昭和10年代を舞台に「蒸気機関車」が疾走するシーンが印象的な映画でしたが、何と、旅先での二人の入浴シーンに使用された小さな露天風呂があるのです。

複雑な形状をしており、なかなか暖まらないのか、冬場はいつも冷た目でした。

それでも、これも余興と割り切って毎回入浴してました。

加えて、先代が骨董品に凝っていたらしく、それらが放置されたように置かれていました。

館内を取り巻く、その雑多な雰囲気も好みでした。

そんな雰囲気なのに、居間にあった巻物だけは、ガラス張りのケースの中で展示されていて、少々不思議でした。

あるときに亭主に伺ったらビックリ。

柳生一族の方らしく、「柳生流の免許皆伝の書」らしいのです。

確かに「柳生十兵衛」が出てきそうな雰囲気です。

俳優の「千葉真一」さんの訃報が流れた日に、このブログを書いているのですが、あらためてはまり役だったと思います。

現在、この旅館はやってませんが、何故やめられたか知りませんので、現状を確認すべく忍び込んでみたい欲求にかられました。

 

2023年6月17日土曜日

普賢寺(ふげんじ)


「山口県光市」にある「普賢寺」です。

大企業の工場が集中している町なので、意外に思われるかもしれませんが、東側の海岸線は非常に風光明媚な地域です。

半島のように突き出た海側の奥まった場所にあり、写真の「仁王門」が迎えてくれます。

塀がないため、周囲との境があいまいです。

仕切りのない、ゆったりとした雰囲気で、お寺にしては、珍しい空間に思えました。

実は、画僧「雪舟」」が手がけた庭園を探してしたら、ここにあることを知りました。

失礼ながらついでに、このお寺の存在を知った次第です。

のんびりと境内を散策すると、妙に空の存在を意識してしまいました。

不思議な感覚でした。

庭は裏手にあるらしく、小さな矢印が目に付きました。

お勝手口のような入り口には、心づけ用の缶がくくりつけてあり、あるだけの小銭150円を入れました。

最後の写真がそうです。

彼の庭をいくつか鑑賞しているのでパターンは似てますが、言われなければわからないレベルでした。

おそらく逗留したお礼に作庭し、その一部が残っているだけかもしれません。

しかし湿気もいい塩梅なのか、手入れされるわけでもなく苔がいい感じで育ってました。

自然と長く伸びてきた木の根っこも、ところどころに顔を出していて、起伏のない庭に良いコントラストを与えています。

亡くなった祖父の庭の手入れに、悪戦苦闘している私にとって、持続可能な庭作りのヒントとなりました。


 

2023年6月10日土曜日

山名宗全邸宅跡



たまたま京都の西陣地区界隈をブラブラしていて、偶然発見しました。

家と家の隙間に作られた記念碑で、邸宅を想像出来るようなものは何一つ感じません。

しかし「応仁の乱」の西軍の総大将である「山名宗全(持豊)」がこの当たりを拠点にしていたのです。

改めて京都の街中で11年も戦争をしたのだと、正直あきれてしまいます。

「三管領」の一つである「畠山氏」の跡目相続が、他家の諸事情に飛び火して、もめにもめたグダグダな戦でした。

いろんな有力者が直接関係ない他家の問題に口だし・肩入れすることで、「大義名分」がはっきりしない戦が延々と続いたのです。

日本史上最大の相続争いだと思います。

しかも当事者が亡くなっていくことで、よくわからないまま収束していきました。

室町時代の上流武士層は、「将軍家」が京都に政庁を構えたことで、公家文化に取り込まれていったと思います。

その課程で公家特有の「無責任体質」も根付き、汚れ仕事をどんどん家臣に任せることで、当事者能力を失い、自然と実権を放棄していく。

これが「下克上」の風潮を生み、戦国時代に突入していったと考えます。

2023年6月3日土曜日

宇和島駅の待避線


「JR四国」の路線の中で、最も終着駅の風情が強い「宇和島駅」。

駅前通りにある、長く伸びたワシントンカシの木を、強めに感じる日差しとともに眺めると、南国にやってきた旅情を強く感じます。

とは言っても、高速道路が市内まで開通したことから、仕事では車で向かうことがほとんどです。

写真は、役所を訪れていたときに、たまたま目にした「操車場」の景観です。

「終点マーク」のあるフォームから折り返すように分岐して、「待避線」の先に、更に隠れるように存在してました。

「予讃線」や、その脇を走る車道からは見えない位置にあったので、偶然の発見に仕事のことを忘れそうになりました。

意外にも、多くの種類の車両が佇んでいるので、思わず見取れてしまった次第です。

この距離からでも、ローカル線独自の鄙びた雰囲気が漂ってきます。

また、折り返した一駅先の「北宇和島駅」から、更にローカル度が増す「予土線」に突入していきます。

高知方面へ向かい、「四万十川」が絡んでくる山線・川線です。

ここには、そこへ向かうワクワク感まで待機していると感じました。