2019年12月28日土曜日

バー琥珀


松山のバーにて東京からの知人と飲んでいました。

お互いバーが好きでいろんな店の話題で盛り上がっていたとき、上野にあるバー「琥珀」にも当然のように触れました。

するとカウンターのマスターから、「最近閉めたらしいよ。」の一言。

衝撃でした。

以前に東京出張の際に上野に宿泊しました。

風邪を引いていたので、食事は軽く済まそうと荷物をおいて町中に出ました。

その帰りに風俗の呼び込みのお兄さんを避けるため路地裏に入ったら偶然この店があったのです。

写真の通り、この雰囲気はただ者ではありません。

飲むべき体調ではないのですが、我慢しきれずドアを開けてしまいました。

中は外以上の空間でした。

老バーテンが席を進めてくれ、好みを伝えると知らない次元の酒が出てきました。

宿に鞄を置いてきているので持ち合わせが一万円位しかありません。

正直に相談すると3杯飲ませてくれました。

全部知らない種類で、解説代も含めるともっと高いと思います。

(あとで調べると知る人ぞ知る名店で、値段もビックリすると説明がありました。)

次回はちゃんと伺うつもりでしたので残念です。

ところが東京出張で試しに行ってみると普通にやっていました。

入ってその話をマスターにすると「自分もいい年なんでよく怪情報が流れるんですよ。」とのことでした。

嬉しい気持ちで飲みましたが、同じ3杯なのに衝撃が走る値段でした。

次はなかなか敷居が跨ぎづらいです。

2019年12月21日土曜日

丸の内


東京に行っても時間がないとき、少しだけでもと東京駅前にある丸の内界隈を散策します。

ここなら羽田空港までの時間を調べておけば安心してウロウロ出来ます。

このときも時間が全くなくて、とりあええず降りたときでした。

丸ビルの広場に写真の「エアストリーム」発見です。

金属質の高いシルバーがクリスマス用にデコされてゴールドになっています。

サンタが持っているベルのようです。

このブログを始める巻頭言の写真でも使ったように大好きなアメリカ製キャンピングカーです。

今は模型しか持ってませんが、ゆくゆくは本物を手に入れたいです。

でも使い道が定まっていません。

これも何かの縁というか大きなヒントになると思います。

こういったちょっとしたアート的な演出や催しは特に丸の内界隈で増えました。

もともとは大企業が集まるビジネス街一辺倒で、殺風景だった印象が強いです。

それがここの地主企業である「三菱地所」が新しいコンセプトで生まれ変わらせました。

東京の最も中心であるココには、ますますの驚きを期待します。


2019年12月14日土曜日

小歩危駅


土讃線の「小歩危駅」です。

秘境駅ではないのですが、吉野川の山沿いの斜面に屹立して佇んでいます。

凛としてカッコいい駅です。

単線の行き違い列車の待ち合わせで停車していたのですが、予定より到着時間が遅れているとのアナウンスがありました。

「青春18切符」使用で鈍行に乗っているため待つしかありません。

車掌兼運転手さんに置き去りにされないように、一応断ってから車外に出ました。

駅舎はキレイにリフォームされていて、最近は外国人観光客も多いせいか、英語の看板まであります。

調子こいて階段の下まで降りることにしました。

車も走ってないので道沿いの明かりしか見えません。

寂しいです。

季節は冬なのですが雪もなく思ったほど寒くありません。

さらに悪のりして吉野川が見える場所まで行ってみることにしました。

暗くてわかりませんが、川の音がどんどん大きく聞こえてきます。

冷たい空気と川の音って何でこんなに相性がいいのかと思います。

ここで線路の信号音が鳴り始め猛ダッシュで帰りました。

久しぶりのピンポンダッシュです。

車掌さん(女性)があきれて笑ってました。

2019年12月7日土曜日

岳南鉄道


恥ずかしながら私鉄も含めた日本の鉄路全線制覇をもくろむ者として、この鉄道の存在を知りませんでした。

ある時何かの旅行番組で工場内を通過する線路が写っていました。

一瞬予讃線の川之江手前かと思いましたが、線路がカーブするのを観て驚愕しました。

知らない車窓です。

あと僅かの未乗線に工場地帯はありません。

静岡県富士市の「岳南江尾駅」から「吉原駅」を結ぶ「岳南鉄道」でした。

しかも嫁さんの実家に規制するときの山梨県越えルートで高速を降りる清水市の近くにあります。

完全に見落としてました。

迂闊でした。

早速次の帰省時に伺いました。

写真は始発の「岳南江尾駅」です。

フォームから駅舎を撮りましたが、周囲はだだっ広くて閑散としています。

すぐ近くに「東海道新幹線」の高架があり、新幹線が通過する音でひっきりなしにゴーゴー鳴っていました。

寂しいのに騒がしい不思議な感じでした。

乗車のために置いてけぼりになるデルタも少し寂しそうな気配が漂います。

この感じ大好きです。

行程は終着の「吉原駅」まで約10キロ未満の25分くらいで平坦なコースでしたが、工場あり、昔ながらの停車場ありの風情のあるコースでした。

いつまでもこの風情を大切にして欲しいものです。

肝心の富士山は曇っていて全く見えませんでした。