2021年7月24日土曜日

鹿の谷(温泉)


北海道の中央部に位置する「大雪山」を南から目指していたときです。

目当てにしていた趣ある建物があるという「幌加温泉」に到着しました。

しかし地図が古かったせいか廃業されてました。

ふと山のほうを見ると、写真の通り「鹿の谷」と名前のついた建物があり、ここも温泉施設でした。

入口のすぐ脇に、鹿の全体剥製が置かれています。

ビックリしたのは、湯船が3つピッタリ並んでいて、それぞれが源泉掛け流しの別成分のお湯だったことです。

手前からナトリウム泉(薄緑)・鉄泉(黒)・カルシウム泉(白)となっており、どれも濃厚です。

浴槽の成分付着もそれぞれの特徴が出ていて、それが同じ空間にあるのが不思議な気がします。

一つの宿に異なる泉質の浴場が別々にあることがありますが、同居しているのは経験がありません。

しかも混浴です。

女性はいませんでしたが、なんと3人のLGBT系の方が、先客でいました。

スキンヘッドで、アンダーヘアがイタ車の「マセラッティ」の紋章のようにカッティングされています。

そういう方々については仕事でご一緒することもあり、もう許容範囲です。

しかし素っ裸でご一緒するのは如何なものかと困惑しました。

今後は、第三の浴場が必要かもしれません。

そんな妙な緊張感の中で、それぞれが最高のお湯を堪能しました。

更にビックリにおまけがあります。

なんと入口の鹿は本物でした。

さっきと同じような場所にいて、突然急に動き出したので腰が抜けそうになるほど驚きました。

もう一つの写真は、本来の目的だった旅館の建物です。

廃墟ですが、往事を忍ぶ雰囲気は残っていて、これにはほっこり出来ました。


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