2023年3月11日土曜日

種子島宇宙センター

 


「◯◯発射場」という看板があっても、最初は何のことかピンときませんでした。

ところどころで目にしていたのですが、旅の目的地の一つであった「種子島宇宙センター」へはまだ距離があったためです。

ロケットの打ち上げ場所とわかったのは、「ロケットの丘展望所」に着いたときで、恥ずかしいほどの勘どころのなさでした。

宇宙センターに、テクノロジーの粋が一点集中していて、そこにロケットの打ち上げ装置があると、勝手に想像していました。

実際は、かなりの広範囲に複数の発射場と施設が点在していたのです。

写真は、更に進んで辿り着いた「種子島灯台」からの全体がわかる展望となります。

入り江の突端にある、白い建物の右側が、一番大型の発射場で、このあと「ジャクサ」の方に教えてもらったのですが、よくテレビ中継される場所だそうです。

またロケットの打ち上げにとっては、赤道に近いほど遠心力が働いて打ち上げやすく、地球の自転が東から西に動くために、東側の空間が大きいほど運営しやすいとのこと。

そのためどの国でもロケット関連施設は、国土の南側に位置し、東側が海や砂漠だったりすることが多いそうです。

本当なら「沖縄」が一番の候補地になるはずなのですが、当時はまだアメリカ領で日本へ返還されてなかったために、ここが選定されたとのことでした。

戦国時代の「鉄砲伝来」といい、つくづく最先端に縁がある珍しい土地柄だと思います。

先日のH3ロケットの打ち上げは残念でしたが、次回こそ挽回して欲しいものです。

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