2015年12月26日土曜日

青年武将


信州の桑原城本丸から見た諏訪湖です。

山城登山を予定していたのに開始が遅くなり、暗くなる前に何とか間に合った一枚です。

戦国時代は埋め立てもなく、湖がもっと大きく拝めたはずです。

城主は諏訪頼重で武田信玄に滅ぼされます。

近くの本城である上原城を撤退し最後に籠った城であり、ここから見えた諏訪湖はさぞ惜別の景色だったでしょう。

諏訪氏は武将でありながら諏訪神社の神職でもあり、格式は随一、諏訪湖と共にあった一族です。

降伏したあと武田の本拠地である甲府に送られ、最終的に切腹させられます。

享年27歳。

ドラマではおじさん俳優が演じるので、実際は若いんだと思いました。

対する信玄も22歳と大学生ぐらいの年齢のくせに、親父を追放したり謀略家です。

このときも頼重の娘「湖衣姫」を側室にし、後に自身の後継者となる勝頼が生まれます。

頻繁に改名するこの時代、勝頼は武田氏の「信」を使わず、諏訪氏の「頼」を名乗ったまま武田氏として滅びます。

母と子でどんな会話がなされていたんでしょうか。

興味深いです。


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