2016年7月16日土曜日

余部鉄橋


建て替え前の余部鉄橋(あまるべてっきょう)です。

何度も鉄橋を鉄路で渡りましたが、今回は下から拝みたくて車で訪れました。

先ず全景を入れたくて遠方で撮影しましたが、そこからでも高さ・長さを十分実感出来ます。

そのあと鉄橋の真下へ行き撮影した一枚です。

斜めの角度で撮影したためわかりずらいですが、鉄骨の骨組みと上への奥行きが見事でした。

補修の積み重ねで幾何学模様になりきれない感じが素朴で、逆に落ち着きます。

昔ですが強風でこの高さから汽車が落ちた事件があり、現場で見上げるとビックリです。

もう少しでこの風景は消えてしまいます。

この路線の主人公ともいえる寝台列車「出雲」も既に廃止されており、ブルートレイン時代はとうとう終焉しました。

「ブルトレ出雲・山陰本線・出雲神話」の3要素は鉄道ミステリー小説の中核と言える存在でした。
数々の作家が取り上げ、昭和の面影を強く演出してきました。

推理小説好きにとって、利便性と引き換えに旅情アイテムが失われてしまうのが残念です。

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