2019年10月12日土曜日

坪尻駅


以前に取り上げた秘境駅ですが、四国にもいくつかあります。

その代表格がこの「坪尻駅」で全国秘境駅ランキングトップ10に入っています。

土讃線の香川県と徳島県の県境で、香川県側にあります。

琴平から阿波池田を結ぶ国道32号線から外れた谷間にあり、地図で見ても確かに車では行けなさそうです。

正月に「青春18切符」を活用して向かいました。

特急はこの駅に停車しないうえ、数少ない鈍行すら素通りする便ばかりでしたので、一日の行程では調整つかず、阿波池田に一泊して始発で向かいました。

池田駅を出て吉野川の大きな鉄橋を越えると、大きく左に迂回を始めました。

山越えの国道とは全く別の谷沿いのルートに分け入っていきます。

そこからすぐに到着しましたが、完全に人里離れた秘境でした。

明け方だったので近くの山頂付近が光っていたのですが、国道32号線を行き交いする車のヘッドライトでした。

徒歩では厳しい距離です。

下車してわかりましたが、スイッチバック方式の駅でした。

鈍行が素通りするのも納得で、スイッチバックなしで勾配を上り下り出来るため、この写真の右側線路だけで事が足り、この駅を通る必要がないからです。

もともと信号場だったのが駅に昇格したそうです。

次の便がやって来るまでの約1時間半ほどを目的もなく散策しました。

線路沿いを進むとすぐに谷があったり、ずっと誰も住んでない廃屋を見つけたりと、いい意味での空虚な時間を過ごせました。

ハマりそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿