2023年1月14日土曜日

大連埠頭(だいれんふとう)


以前に中国の「大連」に行ったとき、日本との往来に活用された「大連港」のターミナルは、既に撤去されていました。

老朽化でやむなしだったのですが、半円形の神殿みたいなデザインは、大陸の玄関口として象徴的な施設でした。

それだけに跡地に伺って、寂しくなったのを思い出します。

そのため「門司港」周辺を散歩していて、「大連〜門司」航路の対となるこの施設が、日本側に残っていたのを知ったときは、衝撃を受けました。

写真は、二階のエントランスですが、大型連絡船が横付け出来るように、長い廊下が続きます。

その階下には、列車も併せて入線していたレール跡も残っていて、設備の構造はほぼ同じでした。


しかし玄関のデザインは角張っていて、当時の日本らしいデザインで「大連」とは異なり、特別感はありません。

「下関」に住むようになって、週末の昼間に時間の余裕があると、対岸の「門司港」へちょくちょく行きます。

住んでいるマンションの前にフェリー乗り場があって、往復する料金も安いので、昼飲みが目的です。

その後に酔い覚ましがてら、フラフラとレール跡に沿って、ここへ向かいます。

今は公共の施設として、リフォームされた多くの部屋は、教室として貸出しに活用されています。

ベンチが数多くあって、よく読書をしてます。

風通しが良く、昼寝になることもしばしばです。

今の自分にとって、最高の場所と言っても過言ではないと思います。


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