2022年4月30日土曜日

神威岬


北海道積丹町にある岬です。

「小樽」の西方に瘤のようにモッコリ出ている「積丹半島」がありますが、その海岸線にトゲのように突き出しているのがココです。

別の目的でドライブしてましたが、名前の格好良さに惹かれて立ち寄りました。

大ビンゴでした。

確か雑誌の絶景特集か何かで取り上げられていた岬でした。

そのときの写真でも凄さが伝わりましたが、実際はそれ以上でした。

地の果てに向かうような寂寥感が半端ありません。

最初の写真は、岬の中間地点付近からの撮影です。

尾根沿いに歩道が整備されていますが、険しいアップダウンは登山と変わりません。

足場の両サイドは切り立った崖で、その先は暗い海へと続いており、雲海より高いところにある山頂部のようです。

天候は非常に恵まれていてほぼ無風でしたが、本来なら荒天が多い地域なので、まさしく「神の威力」を体現する岬のように思えます。

岬の最突端に立つと、数羽の「鷹」らしき鳥が、優雅に舞うように飛んでいました。

海の先には島影もなく、その先は昔「渤海国」が存在したアジア大陸です。

この領域への興味がつきません。

自分も飛び立っていけるような不思議な感覚がしました。


上の写真は、軍の通信所施設跡です。

大陸に近い場所としては当然なのかもしれません。

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