2022年8月6日土曜日

伊勢興津


災害で、途中から運行不能になっていた三重県にある「興津線」。

そのまま廃線になってしまうことが多いローカル線の中で、無事復活しました。

前回の訪問では、始発「松坂駅」から「家城駅」までは乗れましたが、不通のため折り返し、残念な思いをしてます。

そのため完乗すべく、終点「伊勢奥津駅」から「家城駅」まで、逆進行で乗ることにしました。

埼玉への帰省途中に、家族に詳細を語らず、まあまあの遠回りをして車で寄り道しました。

道中は、室町時代に南朝方の「北畠氏」が、戦国時代後半まで籠もった地域だけのことはあり、思った以上に道は険しく、到着に時間がかかりました。

列車の運行本数は少ないので、一本乗り遅れると次は数時間後です。

でも、家族と一緒なので昼食抜きは厳しい状況です。

コンビニも見あたらない山道を走っていると、「あまご料理」の看板が。

ギリギリ間に合いそうなので、看板の指示通りに向かうと、下の写真にある池と食堂がセットになった敷地を発見です。

池には「(おそらく)あまご」が優雅に泳いでいます。

時間がない旨伝えると、小さいあまご焼き定食ならすぐとのことで、急ぎ注文しました。

写真の献立で、あっさりしたものでした。

みんなでかなり慌ただしく食べましたが、臭みもなく、旨くてビックリです。

養殖ではなく、採ってきた魚を眼前の池に入れていると思われ、天然物と推察しました。

野性味ある食事をたっぷりに満喫しつつ、鉄道の乗車をせがむ子供達を引き連れて、何とか出発に間に合いました。


乗車したときの車窓です。

山間部の鉄道風景が醸し出す、昔のままの鄙びた雰囲気が最高でした。


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