2024年7月6日土曜日

ゴッドファーザーの邸宅


旅の流れに前後しますが、訪れたのは初日の夕刻でした。

映画「ゴッドファーザー」は自分のバイブルです。

社会人になるまで観てなかったのですが、一つ好きな映画を問われたら、これを選ぶと思います。

3部作の全てに、シチリアは舞台として出てきます。

話が逸れますが、デルタカフェにある「ランチアデルタ」のグレード名称は「コレツィオーネ」
です。

主人公「マイケル・コレツィオーネ」の家名から拝借しています。

購入時、この名称に惹かれたのは間違いなく、色もデルタ標準の赤ではなく、血を思わせる濃い赤だったことが、決め手となりました。

ずっと、このロケ地に行きたくてたまりませんでした。

見所の多いこの旅でも、ここが一番の目的です。

タオルミーナの比較的近くにあり、主人公が若いときに滞在し、亡くなるラストシーンもここでした。

ただし所有者が今も住んでいるため、観光地ではなく、立ち入ることが出来ません。

それでも行くことにしました。

日中ウロウロするよりは、夕刻くらいが適当かと判断し、タオルミーナの宿入後に遠出した次第です。

着くと、がっしりした土壁に囲まれ、門も閉まっていました。

予想通りです。

金網等の隙間からでも、建物が拝めないかと期待したのですが、全面が土壁のみで、全く無理でした。

それでも通りの反対側に、土手っぽく上がれそうなところがあったので、登ってみました。

通報されないかドキドキです。

すると特徴的だった屋根の出窓が見えました。

これだけでも感激でした。

邪魔に感じた土壁も、映画の世界観がよく体現されています。

絵画を鑑賞するように壁を見入って、かなり満足した次第です。


この雰囲気は、家づくりに取り入れたいです。
日本の風土に合わせられるか難しいですが。


 

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