熊本県の「くま川鉄道」に行ってきました。
コロナ禍の令和2年7月4日の豪雨災害で被災し、「人吉温泉駅~肥後西村駅」の区間は、未だに復旧出来てません。
写真は、「肥後西村駅」から人吉方面に向かう踏切上で撮影しました。
見ずらいのですが、線路上に鉄のバリケードが組まれていて、この駅が現状の終着駅であることを示しています。
全線で被害を受ける中でも、この駅から東側の終着「湯前駅」までは、令和3年11月28日に運行を再開しました。
西の終着「人吉温泉駅」までは代替バスの運行で対応しているそうです。
令和7年度中に全線再開を目指しているそうですが、是非とも復活して欲しいものです。
頻発している大災害は、ローカル線に致命的な打撃を与えるケースが多く、収益的な問題以上に存続に止めを刺すことが多いです。
川下にある「人吉」は、球磨川が中心を流れる非常に美しい町です。
以前のブログで取り上げた、蒸気機関車「SL人吉」もこの町が終着駅です。
それが、豪雨災害で鉄橋が流されました。
あの風光明媚な鉄道の景観が消えうせたことに、テレビの前で絶句しました。
下の写真は、無人駅の「肥後西村駅」です。
フォームにも立ちましたが、この進行方向から先が通行不能になっている実感がわきません。
心地良い風が吹く、素敵な夏の夕暮れでした。
最後に、ここから山奥ルートを選択して帰路に向かうときの展望です。
この雄大な景色を見て、はるばる熊本県の南部までやってきた甲斐があったと実感した次第です。
鉄路復旧の暁には、早いうちに再訪することも誓いました。
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