2020年6月20日土曜日

鹿教湯温泉


「かけゆおんせん」と読みます。

長野県上田市にあり、鹿に化けた文殊菩薩が、お湯の湧き出る場所を教えたことからこの名称になったそうです。

1200年前からあるそうで、温泉街には温泉病院もあり規模は大きいです。

愛媛県と埼玉県を結ぶ帰省の山間ルート上にあるので、共同浴場「文殊の湯」に伺ったのですが、始業時間が昼前で残念ながら入れませんでした。

朝の10時頃なら大丈夫だろうと、自分にしては余裕を持って寄っただけに残念です。

更にがっかりしたのは、川の脇に建てられた今風の公衆トイレみたいな外観でした(奥行きはそれなりにあり大きいのですが)。

歴史ある温泉地の共同浴場にしては、風情も何もあったものではありません。

単純温泉であることからも、次回にチャレンジする意欲は失せてしまいました。

しかし写真にある通り、すぐ脇の川を渡る橋についてはサプライズでした。

「五台橋」と呼ばれるそうで、この周辺が最古の源泉地らしいです。

昔の風情が残っていていい感じです。

夏場で汗をかいていたので、ここに座って川の穏やかな風で涼むことが出来て快適でした。

湯上がりでないのが非常に残念でした。

2020年6月13日土曜日

井伊谷



丁度、大河ドラマ「女城主直虎」がやっている最中に訪れました。

性別も何をやったのかもはっきりしない人物を、主人公にしてよく一年間放映したなと、感心します。

しかし戦国大名が台頭していく中で、その軋轢に揉まれる中小領主の苦悩がうまく描かれていたと思われます。

写真は初代「井伊共保」が使った産湯の井戸で、家紋の由来ともなりました。

ココが発祥の地として、周辺が領地としてこじんまりまとまっています。

以前から「井伊氏」には興味を持っていました。

「井伊直政」は、昔からの忠臣が多い三河武士団の中で、最後発で家臣団に加わったにもかかわらず、「徳川四天王」でも一代で筆頭に踊り出ます。

徳川家康とどんな関係があったかわかりませんが、相当な実力がないと出来ないことです。

大きな起点は、直前まで家名が衰えていて大した家臣団もいないため、武田氏滅亡後の旧家臣団を引き受けて侍大将となり、その「赤備え」まで自軍の個性として継承したことかもしれません。

伝統のないことがかえって好機を生んだようです。

傘下にされた側は「粋」に感じて、戦ではモチベーション高く奮起したと思われます。

徳川の時代になっても、他の四天王「本多・酒井・榊原」は大一族のため、多くの藩に分散されていますが、「井伊」は一族も少ないので「彦根藩」のみです。

「集中」することで、かえって目立つ存在になっている好例だと思いました。

2020年6月6日土曜日

展望台列車


箱根に向かうため、久しぶりに新宿駅から小田急線の特急「ロマンスカー」に乗りました。

今は純白のボディで流線形がより強調されているせいなのか、以前よりこじんまり見えます。

先頭席は予約済で空いてないので、普通に横窓の景色を楽しみました。

写真は到着の小田原駅で偶然見つけた「5000系」の展望列車です。

私にとっては、子供のとき絵本でかっこいいと思った電車の第一号で、そのドポイントの実物に思わず見とれてしまいました。

赤とクリームのラインが美しいですが、いよいよ引退だそうです。

裏話を聞くとデザイン重視のため、先頭車両は後方にしか出口がなく、乗り降りが渋滞して運行に相当手間がかかったそうです。

日本で満員乗車率が一番の小田急線です。

定時運行の難しさも他線の比じゃなかったように思います。

しかし勇退後の活躍も楽しみです。

地方鉄道に払い下げられることも多く、以前に長野電鉄でりんご畑の中を颯爽と走っているのを見かけてビックリしました。

頭でっかちな車体が、カーブがきつい踏切をゆっくりと駆け抜けるのを観て、田園風景のほうが車体が映えると感じました。

呆然としていて写真を取り損ねたのが非常に残念です。


いまどきのロマンスカーです。
これもカッコいいです。


2020年5月30日土曜日

叡山列車


この界隈には「鞍馬」を中心に車では伺っていたのですが、乗り鉄としては不覚にも「叡山電鉄」を制覇していなかったので、忘れないうちに乗車に伺いました。

二系統あり、先ず「鞍馬線」です。

初夏の爽やかな日差しに恵まれて、路線の景色が非常に美しいのに感動しました。

車道と平行するように渓谷沿いを走りますが、線路はより川側を走るので、青々とした「もみじ」が、トンネルのように覆い被さっているポイントが結構あります。

新緑を眺めていると、カーブが多いので逆光が揺れる度に車窓に入ってきます。

目映さで、自身も何か光に包まれていくようです。

気持ち良い心地で終点の「鞍馬駅」に着きましたが、駅前は何度か来ているので、そのまま折り返して「本線」に向かいました。

「宝ヶ池駅」から分岐しますが、「本線」のくせに2駅しかない短い路線です。

しかしその先は「叡山ケーブル」、その先に「叡山ロープウェイ」と続いて「比叡山」に至ります。

写真は、終点「八瀬比叡山口駅」に待機していたパトカー仕上げの車両です。

「比叡山」の二面性(京都鬼門の守護者の位置付けだが、それを悪用している利権の権化)を考えると、取り締るのか、その逆で摘発されるのか、どちらの立場でカラーリングされているのか微妙な感覚がしましたが、よく似合ってはいました。

ここからの「ケーブルカー」と「ロープウェー」は乗っていないのですが、制覇の対象外なのでそのまま引き返しました。

そのうち制覇の対象になって、再び乗りにくるかもしれません。

2020年5月23日土曜日

仁和寺<コロナ祈禱>


真言宗御室派の総本山である「仁和寺」。

寺に面する車道には、高い石垣の上に、更に大きく威容を誇る「二王門」が構えられていて、ここを別のお寺と間違えることは先ずありません。

いつも乗車したままの上目遣いで、一応拝みながら通り過ぎるだけでした。

なかなかきっちり訪問する機会がなかったのです。

しかし不謹慎にも、コロナ禍で伺う展開になりました。

京都に車の修理を出したまま転勤することになってしまい、代車に乗り続けるわけにもいかなくなったので、引き取りのため4月中旬に伺ったのです。

昼頃に到着して食事をとろうとしましたが、営業している店舗にまあまあの人がいたので、室内の食事はあきらめました。

それで「仁和寺」門前の店で弁当を買いましたが、目の前の「二王門」に誰もいなかったので、何気なく石段を上がったのです。

伽藍方面を観てビックリしました。

その写真がコレです。

この広い参道に人っ子一人いませんでした。

しかしもっと驚いたのは、普通であればこの先有料になるのですが、通路として開放されていました。

申し訳ないと思いながらも、そのまま写真に写っている「中門」を突っ切って、その奥にある国宝指定の「金堂」に向かいました。

すると何人かその前に集まっています。

偶然にもコロナ調伏を願う祈祷がはじまるところでした。

私も最後尾に列して祈らせて頂きました。

2枚目の写真はその直後を撮影させて頂いたもので、何も言われなくても全員がソーシャルディスタンスを守っていました。

祈祷を終えたお坊さんがわざわざ外に出てこられ、コロナに対しての説法までしてくれました。

近所の人もいたでしょうし、私みたいに紛れ込んでしまった人もいたようですが、みんなが心にしみたと思います。

こんな現状でも、前に向いて気持ちがリセット出来た瞬間でした。


2020年5月16日土曜日

道後温泉本館


この写真は、温泉イベントの「オンセナート」にて障子が特別に彩られた「道後温泉本館」です。

城巡り・乗り鉄・ドライブにて、宿泊・日帰りともに様々な温泉地を巡っていますが、温泉地のアイコン的な存在として、ココと以前取り上げた群馬県「草津温泉」の「湯畑」は抜きん出ていると思います。

特に街中近くにあり、周囲の観光施設と融合しているのは他に例がありません。

以前、東京の旅行会社の方が、「外国の方に日本をわかりやすく理解してもらうとき、『自然・温泉・城・食事・買物・風俗』が一カ所で堪能出来る場所は松山だけです。」と言っていましたが、全国ウロウロしている身としては納得出来ます。

特に本館二階の風情ある空間で、着替え用の駕籠を出されて浴衣姿になり、風呂上がりに団子を食べるのは、ベタな展開ですがありそうでありません。

近いモノは他の温泉地にもあるのですが、形と流れがここまで完成されてません。

インスタ映えとか考えると前の商店街も含め、これからの観光資源としても先手を打っていると思います。

しかし県外の方に「道後温泉」のことを聞かれたら、期待値を上げ過ぎて行ってガッカリされても困るので、魅力を語りつつも「泉質はあっさりしています。」と付け加えています。

2020年5月9日土曜日

ハリポタ電車


本題に入る前に、手帳のことでショックなことがあります。

昨年くらいから手帳の末尾に当然のように掲載されていた「全国鉄道路線図」が消えてしまいました。

自分愛用の手帳だけでなく、他の種類にも及んでいます。

業界的に何かあったのでしょうか。

年末に手帳を新しくするときに、新年の旅先を書き込んでいくのが自身の正月行事だったのですが、それを書き込むモノがなくなってしまい、鳥瞰が出来ずどうも要領を得ません。

この旅日記を書くときも路線名をど忘れしてしまい、路線図がなくて困りました。

わざわざ時刻表で再確認です。

そうそう「桜島線」でした。

田舎風の名称であり、行き止まりの「盲腸線」ですが、ご存じの通り「USJ」を通ります。

日本で一番華麗な「盲腸線」と言っても過言ではありません。

写真のように起点となる大阪環状線の「西九条駅」に到着すると写真のように「ハリーポッター」をデコレートした電車が接続のため待ちかまえています(今は変更されているかもしれませんが・・・)。

ハリウッド映画が主題であるテーマパークの入り口を彷彿させる演出で、「映画好き」であり「乗り鉄」でもある自分にはぐっときます。

隣にいた小学生達もこれを観てキャーキャー騒いでいました。

よく精神年齢が「中二」と言われる私も大差ないんだろうと、ふっと思ってしまいました。