2017年9月2日土曜日

御茶ノ水


「JR御茶ノ水駅」の改札口を出てすぐにある「聖橋」の下付近から撮影した景色です。

東京は、もともと谷間の多いところを埋め立てて作り上げた都市で、「谷」のつく地名が多いことでも伺えます。

浮世絵でも高低差を感じる景色が多いです。

しかも水路を整備して、水上交通を発展させました。

写真のように「神田川」を船が往来しているのを見ると、当時の状況は何となく伺えます。

駅の東京よりに「ギリシャ正教」の「ニコライ堂」、橋を渡った反対側に「儒学」の「孔子廟」と、「三社祭」で有名な「神田明神」があります。

何気に「露・中・日」の宗教施設が交錯している地域です。

宗教紛争が発生してない、稀有な日本ならではのまったりした現象だと思います。

現在の世界情勢において、他の国ならお互いが怖い距離感かもしれません。

中でも「ニコライ堂」ですが、正式名称は「東京復活大聖堂」だそうです。

安直なネーミングだと、失礼にも笑ってしまったのですが「東京にてイエスの復活を祝う大聖堂」の意味らしいです。

「復活」という言葉は「関東大震災」と勝手に想像していたのですが、なるほど神の領域かと、「一神教」の強さを思い直しました。

しかし日露戦争以降、信者は迫害を受けており、ずっと苦難の歴史を刻んできた建物です。

日露両国の関係が更に改善すればいいなあと思います。

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