2016年6月11日土曜日

パンダのある風景


主役として撮影してませんが、日頃の仕事や単独行動の足となっているのがこの初代「フィアットパンダ」です。

イタリア人の「ジウジアーロ」という人がデザインした車で、デルタカフェに鎮座している「ランチアデルタ」も、デザイン上はこの派生モデルに過ぎないと思われます。

イタ車の良い・悪いは、マシンとしての性能よりもデザイン評価によるところが大きいです。

この写真はたまたま鄙びた城跡の景色ですが、どんな場所でも洗車さえしていれば、まあまあ絵になり車の普遍的な機能美を感じます。

セレブな人にも「あきれている人」と「敬意を示してくれる人」に極端に別れますが、概ね良好です。

大好きでずっと乗っていたいのですが、もう「ある部品」がありません。

そこが壊れたらこの車は終わりと余命宣告されています。

先日そこの調子がとうとう悪くなって終わりかと覚悟したら、なんとか回復しました。

それ以来、エンジンをかける度に祈りながらキーを回します。

「わび・さび」は大げさかもしれませんが、「一会一期」を実践しています。

あ、「さび(錆)」は車にいっぱいありました。


2016年6月4日土曜日

復興の象徴


早朝の「広島城」です。朝日に輝いています。

コンクリの再建天守で、文化価値が乏しいせいか意外と知られていません。

しかし原爆で失ったかつての面影は明確に再現してします。

広島は宮島も含めて、古くから西国の要として現在に至っている気がします。

戦国時代を勝ち残って、山間部から平野に進出してきた「毛利氏」の居城であり、近代になっても「大本営」が設置された場所でした。

城内を訪れると本来の縄張りよりも、帝国陸軍の印象が強いです。

ここで痛ましいのは、原爆の熱線で溶けて丸くなっている石垣です。

焼けるのはわかりますが、正直なところ石が溶けるという凄まじさを実感出来ません。

いろいろ妙なところへ行っていますが、原爆ドームだけはまだ勇気がなくて行けません。

しかし壊滅時、草木が100年は生えないとまで言われた状態からの復興、古写真と変わらない形で復元された「広島城」はその象徴なんだと眩しく感じます。

2016年5月28日土曜日

青春18きっぷ②


無人駅で一番好きなのが、山陰本線にある「鎧駅(よろいえき)」です。

有名な余部鉄橋(あまるべてっきょう)を「餘部駅(あまるべえき)」と挟む位置にあります。

先日、鉄道模型で購入した寝台列車「出雲」も、廃止されるまで通っていました。

ホームと庭が同化したような場所に立つと、写真のように日本海に続く入り江がのぞき込むように拝め、イームスの壊れた固定椅子が侘しさを誘います。

青春18切符のポスターにも起用されましたが、登場が遅いと思ったくらいです。

ここほど「青春」という言葉が似合う駅もないと思います。

崖の上にあるため民家が近くにないので、一人でいると孤独感が際立ちます。

自分の中に何かを見つけないといけないとき、かなりお勧めのスポットです。

しかし山陰本線でも特に辺鄙な地域で、特急もほとんど走ってないので、時間の確認は大事です。

プチ遭難しかねません。

2016年5月21日土曜日

青春18きっぷ①


言わずとしれた予讃線の「下灘駅」です。

青春18切符のポスターに3回登場し、日本で一番有名な無人駅と言っても過言ではありません。

四国の鉄道路線は基本単線なのに、特急が行き交うため待ち合わせ時間が多く、各駅停車専門の「青春18切符乗り」にはかなりの難所となります。

実は国内の路面電車・私鉄も含めた鉄道全線制覇を目指しており、四国制覇のためにはかなりの時間を労しました。

9割がた達成して完遂までもう少しですが、最近鉄道趣味の中でも「乗り鉄熱」が醒めてきて困っています。

一日当たり2,200円で、各駅停車なら24時間どこまででも乗れる「青春18切符」は、学生の頃から愛用しています。

社会人になっても使用していると、周囲に(特に家族に)「貧乏臭い」とバカにされました。

しかし、それでも使用するのが妙な「快感」であったのですが、近頃18切符が市民権を得てしまったような気がします。

一般の方々が日常、普通に使用している光景をよく目にします。

アングラな雰囲気がなくなり、どうも面白くないのです。

また、夜汽車運行もほとんど消滅してしまい、旅情を感じながら一日中乗り続ける機会が減ってしまいました。

寂しいのか、先日廃止された寝台列車「ブルートレイン」の鉄道模型を買う有様です。

趣味が記念事業になりつつあり危険です。

2016年5月14日土曜日

八墓村


岡山県の奥地、「吹屋」にある「広兼亭(ひろがねてい)」です。

俳優の「豊川悦司」が「金田一耕介」役を演じた「八墓村」の舞台になった屋敷です。

高石垣が見事で城のようですが、銅山・ベンガラで栄えた大庄屋の邸宅です。

本日は晴天ですが、雨の日伺ったときは、周囲の山奥感が半端ありませんでした。

作者の「横溝正史」はおどろおどろしい作風で有名ですが、戦時中の疎開先を岡山で過ごした際に、その地域の伝承を聞いた影響が大きいと言われています。

映画冒頭の大量殺人事件も、近隣の「津山」での実話がベースです。

ちなみに「渥美清」が金田一耕介を演じた最初の「八墓村」の舞台にも洞窟が登場しますが、ロケ地は岩手県にある「安家洞」です。

偶然訪れて知ったのですが、大きい割には鍾乳石はあまりきれいではなく不愛想な空間が、映画の作風に似合っていました。

近くに「井倉洞」、「満奇洞」がありますが、ロケ地にならなかったのはきれい過ぎたのでしょうか。

映画の背景を選定するのは、地元の協力も含めて本当に難しいと思います。


2016年5月7日土曜日

ドクターイエロー


とうとう出会えました。見た人に幸福を呼び込むと評判の新幹線「ドクターイエロー」です。

新幹線の路線点検のため独自運行されており、時刻表に乗っていません。

偶然出会うしかないのです。

「新大阪駅」にて岡山方面の新幹線を待っているとき、背後から小さな歓声が聞こえてきました。

振り向くとこの写真のアングルで初のご対面です。

一瞬ロボットの横顔にも見え、ただでさえ大きい自分の童心が鷲掴みにされました。

始めて「マジンガーZ」と対峙した主人公「兜甲士(かぶとこうじ)」のシーンを思い出します。

この光景を、もし小学生以下の年齢で見てたなら、「新幹線の運転手」を志したと思います。

それほど強烈でカッコ良かったです。

幸い自分の乗る新幹線が来るまで時間があったので、先頭車両から最後尾まで2往復しました。

でもその後、特にラッキーがあったようには思えません。

フォームに早く上がったのは目当ての駅弁を買うためだったのですが忘れてました。

まあ出会ったことで十分ですが・・・・・。


2016年4月30日土曜日

悟りの窓


京都郊外の鷹峯(たかみね)にある「源光庵」の「悟りの窓」です。

「少年ジャンプ」の不良漫画で知りました。

画家志望の準主人公が不良仲間を連れていきます。

実際伺うと、行ってみたいと思わせたイメージ通りの空気感があり、「漫画家」と「窓の作者」双方の力量に感服しました。

隣には「四角」の「迷いの窓」もあるのですが、説明なしでも直感的に「円」の方を悟りと感じます。

「本阿弥光悦」ゆかりの地域でもあり、他の意匠にも丸・四角を組み合わせた幾何学模様が多い気がします。

話を戻しますが、実際に伺う前から気になっていたのは「悟りの窓」から見た「庭」です。

気になる時点で全く「悟り」を感じてないと思いましたが、一応デルタカフェの「坪庭」を自作した身としては、どんな庭なのか気になってしょうがありません。

しかし、覗くように見てみると庭の端っこみたいな感じで、中心を感じるものがありません。

「窓を見ることで感じてもらう・考えてもらう」ことがあくまで目的なのかなあと思いました。

庭は別に見なくても良かったような印象で、作者の割り切りみたいなものを感じます。

いろいろやりたい「欲」を出すと逆にうまく伝えられないというか、「思い切り」が足りなくなってしまうと理解しました。

なかなか出来ないですが・・・。

庭って、奥が深いです。