2021年9月18日土曜日

水島列車


名前の通り、岡山県の水島工業地帯に向かって走る路線で、「倉敷駅」から「三菱自工前駅」を結びます。

実はその先にも駅と別路線があるのですが、貨物線となるため民間人は乗車出来ません。

まだその先に線路が見え、鉄道が必要とされる目的があるのに、降ろされてしまう不完全燃焼。

正直この手の路線は楽しくありません。

「乗り鉄」として、マニア度が問われるために乗るだけで、自身も全線制覇の野望がなければ行かなかったと思います。

目立つといえば、写真の列車「MRT300形」で、ここのオリジナル車両です。

水色の車体にひまわりの絵がラッピングされていますが、妙に殺風景な印象を持ちました。

その花の香りも、ダイレクトな芳香剤なんだろうと、勝手なイメージを抱いてしまいます。

ローカル線だと、中古車両とかを購入して更に使い回す印象が強いのですが、新車両を活用出来るあたりは、大企業をつなぐ路線だから支援とかもあるのでしょう。

確実に通勤客を確保出来るし、採算が高いと思われます。

自分の好みとして、この列車がいい味を発揮するのは、他の鉄道に払い下げされた後かもしれません。

そのときには、このひまわりにどんな香りが漂っているのか興味が少し沸きました。

2021年9月11日土曜日

金沢の神社


鳥居から階段を上がったところに立っているのは、石川県金沢にある「尾山神社」の「神門」です。

国重要文化財に指定されています。

金沢には複数回来てますが、「金沢城」の脇にあるにもかかわらず、恥ずかしながら全く知りませんでした。

たまたま嫁さんの女性誌か何かを眺めていて、偶然見つけた次第です。

とにかく見た目が変わっています。

奥にある本殿は一般的な神社のデザインなのですが、この門に関しては天を崇めるような尖塔ですし、最上部の窓にある色はステンドガラスです。

素人目には「神道」ではなく、「キリスト教」の教会のように見えます。

しかし祀られている方は藩祖「前田利家」と奥方の「まつ」ご両人です。

そのためか、明治初期に旧藩士が集まり、建立されました。

時代的な流れとしては、経済的に困窮していく士族の負担は大変だったと推察されます。

しかし時代的には文明開化の気風を取り入れてか、こんなフリーダムな形になっちゃったのかな、と妙に感心してしまいました。

この後の時代になると「国家神道」が幅を利かせてきますから、誤解を招くような建築は難しくなります。

このタイミングだからこその、肩の力が抜けた設計者の挑戦が、いい意味で伝わってきました。

タイルの色目とかも独特で、直接見学されることを強くお勧めする建造物です。

2021年9月4日土曜日

庭瀬城・撫川(なつかわ)城


城巡りに際して、一番想像力を使うのは、城が活用されていた当時の姿をイメージするときです。

特に歴史小説で、城を舞台に戦場の描写があった場合です。

事実はどうかは別として、自身の想像におきかえて検証してしまいます。

そのときやっかいなのは沼地とか湿地帯の存在です。

現在は、埋め立てと排水工事がしっかり行われているため、消えているケースかほとんどです。

往時とは全くかけ離れていて、石垣・土塁も残ってないと、ただの公園にしか見えません。

ところが、今回取り上げるこの二城(隣り合うように近いので実質一つ)は、希少な事例といえます。

時代を超えて、「水城」を感じることが出来ました。

住宅地になっているのですが、堀はかなり残っています。

水をうまく取り込んで、江戸時代も「陣屋」として、防御と交通に活用していたことが伝わってきました。

写真のように、複数の石垣で囲まれた郭が、水辺にぽっかり浮かぶように存在してます。

折りたたみ自転車を活用して、堀沿いの路地裏をウロウロしたりして、相当楽しめました。

「備中国」と「備後国」の国境に近く、戦国時代は、「足守川」沿いを守る「毛利氏」の「境目七城」の一つでした。

この防衛ラインの主戦場が「豊臣秀吉」に水攻めされた「備中高松城」です。

「本能寺の変」が起こったことで、ここから豊臣軍は引き返すわけです。

その城跡の周辺は田畑になっていましたが、あらためて、近くの「足守藩」であったエリアを、川沿いを中心にゆっくり探検したいと考えています。

この藩は、秀吉の正妻「おね」の兄である「木下家定」が初代です。

一度所領没収となりますが、幕末まで存続します。

いろんな発見が出来そうです。


2021年8月28日土曜日

クアトロポルテ



20年以上前の車ですが、どうしても忘れられない存在でした。

壊れる車の代名詞「マセラッティ」。

イタリアの名門メーカーですが、そもそも基本設計上の問題が多いと噂されてます。

しかし、いつもお世話になっている京都のクルマ屋さんに相談している中、極上の限定モデルを見つけてくれました。

これも運命だと、思い切って購入した次第です。

「クアトロポルテ」と呼ばれる車種で、直訳すると「四枚ドア」。

変な名前です。

その通り、4ドアセダンの後輪駆動方式、ツインターボのエンジンです。

デザイナーは「マルチェロ・ガンディーニ」。

この方がデザインした車にどうしても乗りたかったのです。

多くのスーパーカーを手掛けており、「ランボルギーニ・カウンタック」も、彼のデザインです。


その特徴が、後輪の一部を覆うような足まわりのデザインに出ています。

直線基調のラインに、独特のエッジも効いています。

京都から乗って帰ってきて、そのまま仕事で使っていました。

しかしすぐに異音が発生するようになり、修理のため約一ヶ月で帰京してしまいました。

部品を探してからの修理となるため、いつ復活して戻ってくるかわかりません。

「ブルーセラ」と呼ばれる、淡いメタリックブルーと、オレンジ色に近い、オール革張りの内装。

どこか普通ではない魔性の雰囲気が漂います。

短い期間ですが、堪らない刺激を日常で感じさせてくれていました。

何気なく駐車場で撮っただけの、これらの写真が遺影とならないように祈るばかりです。

復活した暁には、ちゃんと旅に出かけて、素敵な景色を背景に写真を収めたいものです。


2021年8月21日土曜日

聖火リレー


何だかんだで、最終ランナーが入場してきたときは感動しました。

写真は、5月中旬に「山口県萩市」で開催された「聖火リレー」、そのフィナーレとなる点火式です。

山口県は二日間の行程で実施されたのですが、コロナで一日目は中止され、二日目のみの運営となりました。

実は勤め先がスポンサーになっており、山口県でのオリンピック担当が私でした。

ここまでにも諸々のオリンピック関連イベントがありましたが、コロナ報道によって前日まで、運営が二転三転しました。

可哀想なことに、地元の高校生によるパフォーマンス等が、ばっさり中止されるのです。

さんざん練習したでしょうに。

今日のイベントでは、「書道パフォーマンス」が無事に催されました。

会場での入場制限があり、観客は限られましたが、父兄らしき方々が泣きながら観ているのに、思わずもらい泣きしました。

最近の世の中で怖いと思うのは、「清算主義」が横行していることです。

リスクを取りたくなければ何もしない、無くしてしまうのがのが一番です。

しかし積み上げたプロセスまでなくしてしまう、全否定的な考え方が、社会において良いことなのか。

何事にも挑戦することには、リスクは伴います。

数量的な分析・判断が曖昧なままで、理念のみが先行し、それを周囲に押しつけようとする危うさは、人間から寛容さを奪うように思います。

オリンピックは、参加選手のために開催されればいいし、コロナを危険に感じる方は、外出せずにテレビ観戦すればいいと、シンプルに思うのですが・・・。

最後の写真は、別のスポンサーの広宣用のイベントトレーラーです。

うちのは「赤」で、これが4台、聖火ランナーの前後を走ります。

偶然にも、帰りの給油でご一緒することになりました。

お互いにお疲れ様でした。

 

2021年8月14日土曜日

西大寺駅


奈良県にある「西大寺駅」のすぐ脇にある踏切から撮影した光景です。

鉄道オタクの間では、線路の分岐点が多くレールの複雑さで有名な駅となっています。

いろんな方面からの列車が集まる駅なので、この踏切の脇で撮影のタイミングを待っていても、ひっきりなしに列車がやってきて、なかなか遮断機が上がりません。

上がってもすぐに閉まるので待っている車・バイク・自転車・人の動きも極めて迅速です。

立ち止まって撮影とかしようものなら、間違いなく背後から何かに引かれます。

これも早足で移動しながらの撮影でした。

踏切場所でも線路はひし形になっており、踏切を過ぎた地点でもまだ多くの路線が合流しているのが見てとれます。

この踏切は、線路達が合流する途中の地点に過ぎないことに気がつきました。

うまく撮れるまで何往復かしたので、小一時間は踏切周辺にたむろしていたことになります。

不謹慎ですが、「飛び込み」で逡巡しているように、周囲に見えていないかとの思いが浮かびました。

通報されないか思ってしまい、途中でドキドキしてしまいました。

過去にそういうことがあれば、同様に巻き込まれる可能性があります。

何かに、自分のレーダーが反応しなかったのは幸いですが、今回ばかりは反省しました。

名前の由来である「西大寺」は、「東大寺」と並ぶ寺院だったのですが、命脈を保っているとはいえ、平安京遷都後(奈良→京都)に衰退してます。

前に触れましたが、意外にも打ち捨てられている遺跡とか多いように思う地域だけに、余計に軽率でした。

2021年8月7日土曜日

プロジェクションマッピング


長崎県「ハウステンポス」。

自主的に行きたかったわけではありませんが、家族旅行に加え、仕事の引率旅行等で、複数回訪れております。

写真は夜のショーである「プロジェクションマッピング」を撮影したものです。

情報としては、「◯◯駅に投影された。」とか、「東予地域イベント◯◯物語で、工場に映ったおっさんの顔が不気味だった。」など、いろいろ耳にしますが、実際見るのは初めてでした。

まもなくというので、地ベタに胡座をかいて座って待つことにしました。

すると、いきなりの大音量、「プリンスのバットダンス」で始まりました。

ビートと、光の点滅がうまくシンクロしてます。

好きな曲かつ懐かしい曲でもあったので、すっと映像の世界に入ることが出来ました。

ピンクの色調が急に黒くなり、映像のキャラクターが突然登場して、ストーリーが展開されます。

計算されているからとはわかっていても、立体の建物が平面の画面に見えるのに、不思議な違和感を感じます。

三次元と二次元の間を、行ったり来たりする不思議な錯覚があり、頭の疲れる体操をしているようです。

ライブとかにあまり行ったことがないのですが、それでもつきあいで参加したことがあります。

あの「光と音の空間」に閉じこめられた感覚に似ています。

今回ふっと、これを取り上げようと思いたったのは、コロナでイベント運営が難しい中、適度な空間でライブ感を演出するのに、この手法がもっと活用出来ないのかな、と思ったからです。

人はそれなりにいても、屋外のため、密にはなっていません。

好みは別として「賑やかし」への工夫は、コロナ禍の活性化として、本当に大事なってくると思います。